2024年12月1日、11月23日に届いたW-NIKKOR・C 3.5cm F2.5の試し撮りに行ってきました。本当は24日に行こうと思ってフィルムまで通していたのだけれど、バタバタしたのでやめにしました。落ち着いてちゃんと撮りたい。
12月1日は朝からとてもいい天気。10時前から散髪に行ってさっぱりしてから、妻とふたり中之島へ。11時10分頃に家を出ました。
中之島をぶらぶら歩いて写真を撮り、どこかで昼ごはんを食べて帰ろうという作戦。帰りにカメラのキタムラで現像してもらうべく、フィルムはILFORD XP2 SUPER 400。感度が高すぎるかと懸念したものの、中之島図書館のホールも撮れたので、結果的にはほどよい感度でした。屋外ではF8かF11まで絞り込む必要がありますが、まあ開放で撮らねばならないわけでもなし。
淀屋橋駅で降りて、土佐堀川を渡って市役所から中之島図書館、中央公会堂の前を通って、東洋陶磁美術館をかすめて堂島川沿いをフェスティバルホールあたりまで。もう少し東に行けば、大阪中之島美術館があって「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」が開催中です。興味深い内容ではあるものの、時間的にそこまで余裕がないので、パス。
少し気になっていたのが11月17日に届いた外付けファインダー「SBLOO」。室内で覗く程度だと、評判ほどじゃないかも、という感想でしたが、屋外ではとても綺麗で快適。カメラに付いているファインダーとは訳が違う。50mmの外付けファインダー「SBOOI」が欲しくなります。
フードはユーエヌの専用品。純正は高すぎて。相場的にどうなのか不明ですが、フラッシュバックカメラで85,000円で売られているのを見つけて、全く無理だな、と諦めました。レンズより高い。
フードといえば、キヤノンの50mm用も欲しい。純正品はわりと玉数豊富ですが、価格が微妙。綺麗なものだと5,000円くらいします。フィルターはシリーズVIのドロップインタイプを使うので、せっかく新品で買ったねじ込みフィルターが使えなくなりそうだし、わりと大きいのでファインダーも蹴られるだろうし、とうじうじ考えてしまいます。2,000円くらいで買えないものかな。
それはともかく、W-NIKKOR・C 3.5cm F2.5の試し撮りです。前述の通り、絞り込んでいる上に、被写体が遠景メインなので、ピント合わせはそんなにしない。基本的には無限遠固定で、寄るときや明らかに近い場合のみ測距。これはいい。とても快適です。こういうとき、無限遠ロックは便利。
なるほど、 バルナックライカってこういう感じなのか。構図とピントが別だし、露出計もないし、ひとコマ撮るのに時間がかかりそう、というイメージを持っていましたが、全然違う。テンポがすごくいい。50mmだと被写界深度は意外と浅いので、もう少しシビアにピントを合わせた方がいいと思いますが、35mmだと、ある程度ゆるくても大丈夫。フィルムですしね。
もっと広角だと被写界深度もさらに深くなっていいのかも、と考えますが、超広角は苦手なので35mm、せいぜい28mmでしょうね、私の場合は。
露出も屋内とか日陰になるとちょっと確認する程度で、あとは微調整する程度。
あまりに快適で早々に撮り終え、渡辺橋駅から電車に乗って、枚方市駅のカメラのキタムラに現像に出しに行きます。年賀状印刷でとても混雑していました。そういえば、12月ですもんね。現像には1時間半かかるので、その間に遅めの昼ご飯を食べて、最近オープンした「枚方モール」へ行ってみました。京阪沿線にはいろんなモールがあるけれど、出店しているお店がだいたい同じなので、そんなに地域性というか、ここでなければ、という魅力に乏しい気がするけれど、近くにあれば便利なんですよね。などと言いながら、枚方では有名なクリームパンの九十九堂カフェで休憩して、フィルムを受け取って16時頃帰宅。
フェスティバルホールあたりがちょうど逆光で、その感じがよかったので撮ったら、フレアとゴーストが出ました。「オールドレンズ」っぽい。違うコマでは光条も出ていました。
全体的には、絞り込んでいることもあって、かっちりしています。図書館の外観や、近代的なビルも気持ちよく解像しています。ちょっと高かったけれど、買ってよかった。