smc PENTAX-FA 35mm F2 AL

K10Dの操作感と色再現に魅力を感じ、また使ってみたいな、と思うようになりました。

K10Dは不遇というか、パッとしないというか、そういうカメラです。

デザインは好きですし、質感も高く、ファインダーも見やすいのだけれど、オートフォーカスの精度が微妙なのが最大の原因だと思います。測距点はずっと中央のはずなのに、選択し損ねたのかな、というような位置にピントが来ているや、画面のどこにもピントが来ていないことがあります。

1000万画素に突入した時代、それまでと比較して、ピントに対するシビアさが格段に上がったせいなのか、私が使っている個体の問題なのかは不明ですが、マニュアルフォーカスの方がまだいい気がします。

デザインと質感から感じるカメラへの愛着に、撮れる写真が応えてくれないというか、撮っているときは快適なのに、撮影された写真を確認すると、ピントが…とがっくりくる感じです。

お気に入りのカメラやレンズというのは、撮るときも気持ちいいし、撮った写真を確認しても、写真の質はともかくとして、綺麗に撮れるな、という満足感が噛み合って、さらにお気に入りになっていくように感じますが、K10Dはそのサイクルが上手くいかない。

そんなわけで一度はオートフォーカス対応レンズをすべて処分したものの、もう一度試してみたい気持ちが高まりました。撮っているととてもいい感じですし、撮れる写真の色もいい。「うらメニュー」のピント調整で追い込んでみよう、と決意しました。

ちょうど両親と妹が誕生日プレゼントをくれるというので、渡りに船、というところです。

smc PENTAX-FA 35mm F2 AL

マップカメラで購入。ポイントがあったので支払いは20,650円。APS-Cなので135換算で50mmほどになって、使いやすい画角です。明るいのも魅力です。

レンズ自体のデザインは、ちょっとひどいな、と思いますが、まあそのあたりは性能重視ということで。

レンズが届いた日に、ピント確認をしてみたら、ピントがものすごく後ろに行っていました。でも100%の再現性でないのが面倒なところで、いろいろと試してみて、まあこの程度なら、というポイントまで追い込んでみました。撮影しては再生して後ダイヤルで拡大、ということを延々したせいか、後ダイヤルが壊れてショックを受けました。せっかくレンズを買って、ピント調整もしたのに、と。

めげずに調べたところ、ダイヤル操作のカスタム設定を変更すると撮影する上ではほとんど問題がないことが判りました。とはいえ、再生画面で拡大ができないことは確かです。

使用感はまた後日。