富田林寺内町
−白と黒と茶のコントラストが美しい町並み
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この町を歩く際には、旧杉山家住宅(重要文化財)を訪れることをお勧めします。見学料(400円)が必要ですが、富田林寺内町の成り立ちについてのヴィデオも見られますし、17世紀末に作られたという母屋も見ることができます。18世紀半ばにかけて座敷や2階部分が増築されているので、全体として建てられた当時のままの部分というのは少ないわけですが、そのつくりのよさを見るだけでも、当時の雰囲気は伝わってきます。それに今井町と違い、内部を公開している町屋はここだけなので。

旧杉山家住宅は寺内町のほとんど南端にあって駅から遠いのに、ここ以外で散策用の地図はもらえないのはちょっと不便です。その地図がないと散策しにくいですからね。まあ富田林市のサイトに簡単な地図がありますから、それをプリント・アウトされることをお勧めします。城之門筋をブラブラと歩き旧杉山家住宅まで行って、旧杉山家に入って寺内町の成り立ちを勉強しつつ、向かいの寺内町センターで一服し、その後にもらった詳細な地図を見ながら面白そうなところを散策する、というのが効率的かつ面白いのではないかと思います。ゆっくり歩いても半日ほどしかかからないでしょう。


冒頭にも書いたように、富田林寺内町にはそんなに期待せずに行ったのですが、町並みが立派で見所が多いわりに観光客が少ないので、じっくりと散歩できます。町並みの保存状態と規模では同じ寺内町の今井町に軍配が上がると思いますが、私はひっそりとした散歩しやすい町である富田林の方に好感を持っています。下の散歩した日付を見ても分かると思いますが、何度行っても不思議と飽きない。

Photo 9
旧杉山家住宅
Photo 10
旧杉山家住宅内部(格子の間)
Photo 11
寺内町センター内部
Photo 12
城之門筋
Dates: 2002/08/21,09/14; 2003/04/27
2003/09/30; 2004/04/08
2005/03/14,05/25,11/01
Cameras: various(LINK)
Lenses: various(LINK)