狭山池博物館
−歴史や建築に興味のある人は是非
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今年(2005年)の春頃から車を日常的に運転するようになりました。ごく最初の頃は用事があるところに行くので精一杯で、それ以外に車を使うなんて考えられなかったのが、気楽に運転できるようになってくると、車で散歩をしに行こうと思い立って初めて訪れたのが、この狭山池博物館です。

狭山池で工事をしていたのには気付いていましたが、遊歩道が整備され、こんなに立派な博物館ができているなんて知りませんでした。


一般的にどうかは分かりませんが、私が住んでいるところで狭山池はすごく有名で、「日本最古のため池で…」と何度も聞かされた記憶があります。まあ「日本最古」としか覚えていないのが、ちゃんと聞いていなかった証拠でお恥ずかしいところではありますが。

今回の工事に際しての調査で、7世紀前半に作られたという説が有力になったそうです。南河内には古墳がたくさんありますし、山を越えた飛鳥には6世紀から都があったわけですから驚くには値しないのかも知れませんが、造成に際して費やされた人員と年月を考えると圧倒されずにはおれません。

しかも、作られておしまいじゃなくて、完成後に何度も改修され、行基(8世紀)や重源(13世紀)、豊臣秀頼の命を受けた片桐且元(17世紀)といった私でも知っている人物が中心となって施工しています。当時は灌漑用だった(現在は治水用ダム)そうですから、今では田畑なんてほとんどありませんが、随分と重用されていた池だったんでしょうね。

Photo 1
狭山池
Photo 2
遊歩道
Photo 3
博物館入り口
Photo 4
水に映る博物館
Dates: 2005/05/11
2005/11/01
Cameras: Nikon EM
OLYMPUS PEN F
CONTAX Aria
Lenses: Ai Nikkor 28mm F2.8S
E.ZUIKO AUTO-W 25mm F4
Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.7