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2.スナップを始めたい4.標準レンズ


真夏に写真を撮るのはすごく苦しい。私に個人的な恨みでも持っているかのような強烈な日差しの中、カメラを持ってアスファルトの照り返しを受けながら歩き回るなどという行為はあまりにマゾヒスティックだ。2時間以内で確実に気分が悪くなってフラフラすることだろう。汗がポタポタと流れ落ち、頭がガンガンしてくる。それにどう考えてもカメラに悪い。

というわけで、7月中旬から8月いっぱいまでは写真撮影はお休みということにしたい。夏はエアコンの効いた室内で、音楽を聴いたり、Webブラウジングしたり、冷たいもの(焼き茄子と蕎麦なんかが嬉しい)を食べたりするに限る。頑張って外出するにしても中古レンズを見に行くくらいにしたいものだ。


思えば、昨年は教習所通いで忙しかった。休みという感じがなかった。教習所というのはあまり心踊る場所ではないし、2ヶ月以内に免許を取ろうと思っていたから、1日に4時間(学科2つに技能2つ)というのもザラで、暑いのと緊張とが組み合わさって、大変だったのである。一昨年は受験勉強で、精神的に苦しかったし。今年はゆっくりと気楽な夏を過ごしたいものである。


閑話休題。写真の話だ。うちの大学は今年から「セメスター制」というのに移行するため、前期試験が7月中に終わる。そして夏休みが8月から10月の初めまである。要するに8月だけでなく9月もまるまる休みだ、ということを言いたい。9月に入ると涼しい日がある。昨年は9月6日が初めて秋を感じた日であった(覚えているわけではなくて、ちょうど写真を撮っていて、それとともに感想が書いてある)。しかも、秋晴れという可能性も出て来る。それに、9月になると観光客が減る。わりと有名な観光地でも、9月の平日に行けば空いていることが予想される。写真を撮る上では、やはり人は少ない方がいい。「邪魔になってないかな」と気を使わなくいい。好きなだけ時間をかけて、じっくり撮れる。


京都に行きたいな、と思っている。以前から思っているのだが、やはり遠いのがネックで行けない。この機会だから、じっくり撮るために、一泊くらいした方がいいかも知れない。最近は町並みを撮ろうと思っているので、祇園新橋や産寧坂、嵯峨鳥居本などいろいろと行きたいところがある。あまりに有名なところだが、9月なので最悪の状態ではなかろう。

そういうわけで、ガイドブックを買った。京都を歩くことを目的とした本である。一方でカフェや雑貨屋さんも載っていて楽しい。もちろん、そういうお店は京都の中心部にしかないわけだが。ただ、フォトジェニックか否かという点で言えば、やはり祇園新橋と産寧坂がいいようである。それに歩いてもこのあたりは楽しいと思う。今夏はこの二ヶ所を目標としたい。

この本には30近いコースが紹介してあって、わりにどれも面白そうである。ゆくゆくは京都だけのWebサイトを作りたいと目論んでいる。奈良もいいけど、京都もいい。

2001年6月28日