2006年5月1日(月)晴

いろいろと考えた結果、マウスを買うことにしました。ボール式は嫌いではないんですが、ついていたマウス自体ががあんまりよくないんですよね。店頭で実際に触ってみたところ、ロジクールのレーザー式もの(LINK)が約5000円と手ごろでサイズも程よく魅力的に思えました。ただ、サイドにあるボタンにクリック感がないのが気になりかかります。細かいところですし、私にとってサイド・ボタンはとくに必要ではないので、ないと思えばいいんですが、やはり付いているからにはちゃんと気持ちよく使えるものであってほしい。そんなわけで、光学式で5ボタン、横スクロール付きのIntelliMouse Exporer(LINK)を購入。ボタンのクリック感がいいし、カチカチとうるさくないのがいいです。

昨日、以前に書いたOpenOffice.orgをインストールしました。

私はマイクロソフトのオフィスを9年も使っているので、インターフェイスや用語の違いからくる戸惑いがあって、機能自体もまだよく分かりません。少なくとも、オフィスで作ったドキュメントは展開できるので、その意味での便利さはあります。ただ、ワードで作った文章はレイアウトが崩れてしまって、うまく整えることができませんでした。使用法を解説したサイトがたくさんあるようですし、ガイドブックも出ているようなので、研究の余地ありです。

昨夜から、いるかホテルの過去ログを移行する作業を再開しました。もう3ヶ月近くほったらかしになっていたので、さすがにもう仕上げないといけません。

2006年5月2日(火)雨のち晴

先日購入した新潮文庫から出ている織田作之助の『夫婦善哉』を読み始めました。彼の代表な短編がいくつか収録されていまして、想像していた以上に面白いです。その中でも『木の都』は、少年時代に夕陽丘あたりに住んでいた「私」が、約10年ぶりに故郷に帰ってくることから始まる小説で、舞台が好きな場所ですし、少し変わってしまった故郷の切なさと懐かしさが描かれていて好きです。

織田作は太宰とともに「無頼派」と言われるんですけど、作風は全然違います。よく考えると先日一緒に購入した『堕落論』の著者である坂口安吾も無頼派の代表的な作家ですから、やはり私が惹かれる共通項はあるんでしょうね。

明日は久しぶりに散歩に行く予定です。場所は宇治。ゴールデン・ウィークで天候もいいらしく、すごく有名なところですから混雑しているとは思いますが、どういう観光地でも中心地からちょっと外れれば、閑散としているものですから。それに、そういうところの方がフォトジェニックだったりしますし。

それにしても5月でこれだけ涼しいのはありがたいです。

2006年5月3日(水)晴

宇治上神社

昨日書いた通り、宇治を散歩してきました。途中、渋滞もありましたが、早い時間に出たので停滞することはなく多少なりとも流れていたのでストレスなくたどり着くことができました。

予報通りのすごくいい天気で、昼過ぎになると暑いくらいでした。とはいえ月曜日のような夏日ではありませんでしたから、大変気持ちのいい散歩ができました。冬は寒いので散歩してもぶるぶる震えてしまいますし、4月は花粉症で外出しにくいので、やはり5月に入るとたまっていたフラストレーションが一気に開放される感じがします。事実、毎年5月は散歩する回数も撮る写真の数も平均を大きく上回っています。

宇治上神社

初めて宇治川の遊覧船にも乗りました。川の上は風も冷たく、今までにはない画角の写真も撮れて嬉しい。船に馴染みがないので、乗るだけで嬉しいのも事実なんですけどね。左の写真はその船着場です。ここは鵜飼もしているようです。

上の写真は世界遺産で国宝でもある宇治上神社の門です。キヤノンのデジカメで撮ったので、若干色が誇張されていますが、新緑は綺麗です。その上に山は木々がこんもりとしますから、紅葉のしっとりとした美しさとは違う、生命力にあふれた魅力があります。

2006年5月4日(木)晴

今井町の町並み

今日は朝から掃除をしまして、昼過ぎから橿原考古学研究所附属博物館(LINK)へ行きました。

奈良のあたりは、昔から人が住んでいて、古墳から奈良時代にかけては歴史の中心であったわけですから、出土品も多くて見ごたえがありました。石器や矢じりの変遷などを見ていると、その発展の経緯がちゃんと分かって面白いです。

左の写真は今井町です。橿原考古学研究所附属博物館からは電車で一駅、車でも10分以内の場所にあるので、ちょっと寄ってみました。さすがゴールデン・ウィーク、今まで見たことがないくらいの人がいました。といっても混雑しているわけではありません。ただ、遅めの昼食をとろうと寄ったお店は満員で入れませんでした。ちゃんとしたご飯を食べられるお店はほとんどそこしかないので、パンクしたみたいです。もりそば大盛りを食べる気満々で向かっただけに、残念です。

土曜日までは天気がいいらしいので、また散歩に行きたいと思います。

2006年5月5日(金)晴

プリンタ用USBケーブルの長さが足りないので、新しいデスクトップでプリンタが使えない状態のままになっています。さすがに不便なので何とかしないといけないんですが、使うパソコンの方にケーブルを繋ぎ替えるのもスマートじゃないし、と考えていたところ、USB切替器(LINK)というのがあるんですね。

これなら手持ちのケーブルで長さが足りますし、価格も2000円台半ばらしく手ごろです。ソフマップのポイントも若干残っていますから、天王寺に行った折にでも買ってこようと思います。

日記の過去ログの整理は、あと2003年を残すのみとなりました。以前にも書いた通りテキスト・エディタの置換機能(複数行にまたがる文字列も置換できるものがあって便利)を使って変更していきます。文章だけだと何の苦労もありませんが、画像ありの日記はない場合の3倍くらい作業が煩雑になります。

ネガフィルムとデジカメで撮った写真の整理を始めました。使える写真だけピックアップして日付と散歩場所を明記したフォルダに入れておけば、あとあと作業が楽なので。ネガで撮ったものは済みましたが、それでも1/4くらいでしかないので、まだまだ先は長いです。

2006年5月6日(土)晴のち曇

夜になって雨が降り出しました。明日は一日中雨だそうです。予報通りで計画が立てやすいです。

これまでにデジカメで撮った写真の整理も終わりました。E950はカメラやレンズを撮ったものがほとんどで、それは全てレタッチして保存してありますから分類をせず、そのおかげで早く済みました。

ネガカラーで撮ったものと合わせて、使える写真は595MB分になりました。もともとは2.8GB程度ですから、約2割程度です。「使える写真」の基準を厳しくすると1割を切ると思いますが、トリミングすれば、あるいは素材としてなら使えるものや資料として必要なコマまで含めるとこれくらいです。デジカメはこれからも増えるので、700MB程度になってからCD-Rにバックアップしたいと思います。

さすがに撮影したコマ数が増えてくると、忘れていた写真はわりと多くなってきます。撮った覚えがないようなコマはありませんが、久しぶりに見て「そういえばこんな写真も撮ってたなあ」というのは、今回の整理をしていく過程でずいぶんとありました。

最近はカメラ関係の買い物をしていません。写真に対する意欲とカメラ関連の物欲はリンクしているみたいです。

2006年5月7日(日)雨

5日の日記に書いたUSB切替器を買いに天王寺のソフマップに寄ったら、ありませんでした。その種の商品がひとつもないんです。マイナーなのかなあ。また梅田に行ったときにでも、ヨドバシで探したいと思います。

まだポイントが800円分ほどあったので、CD-Rを購入しておきました。ラップトップPCはDVDが読めないので必要なんです。すでにメイン・マシンではないので、データをDVD-Rに書き込んでも実用上は問題がないんでしょうけど、デスクトップPCがトラブルになったときのために。

USBメモリがひとつ、行方不明になっています。一番最近買った、一番容量の大きいもので、どこを探してもありません。キャップだけはあるんですけど、本体がない。データはHDD上にもあるので損害はないにしても、気になります。最近ものを紛失することが多くて困ります。昔はないと思っても探し続けると出てきたような気がするんですけど、最近は出てこない。脳の老化が始まってるのかなあ。

2006年5月8日(月)曇のち晴

織田作之助『夫婦善哉』を読了しました。名前だけ知っていて、作品は全く知らない作家のひとりでした。今までに読んだことのないタイプの小説ですが、好きです。先日の日記で夕陽ヶ丘との関係を書きましたが、実は織田作は富田林寺内町とも関係があります。戦中、親戚の家に居候していたらしく、『世相』という作品に少し出てきます。また作中の「私」がうろうろするのも、私もよく行くミナミです。

作品の内容がいいことはもちろんですが、知っている地名があるとイメージが具体的になって、視覚的な実感を持って立ち現れてきます。その意味で、太宰の『津軽』などを読むと、実際に私も青森に行ってみたいなあ、と思うのです。

Yonda? CLUBで太宰治のリストウォッチをもらうべく、シールを貼って今日送りました。そうしたら迂闊にも2005年9月までの応募用紙だったんです。日記を書く際に何気なく用紙の残りを見ていて気づきました。確認しかなった私が悪いんですけど、古いものを堂々と置いてある本屋も本屋だ、と八つ当たりしていても仕方ないので、新潮社のYonda? CLUB事務局にメールで問い合わせました。無効になったら悲しいなあ。

2006年5月9日(火)晴のち雨

早速Yonda? CLUB事務局から回答がありました。古い応募用紙でも有効だということで、太宰治のリストウォッチはもらえるようです。安心しました。

バスの待ち時間に本屋さんに寄ったら『デイアフタートゥモロー カイ・シデンのレポートより』(LINK)というガンダム関連の漫画を見つけて買いました。ジャーナリストであり、元WBクルーのカイ・シデンが見たグリプス戦役、とでも言うべき内容で、『機動戦士ガンダム』と『機動戦士Zガンダム』を見ていない人には全く理解できないと思います。ただ、私のようにカイ・シデンというキャラクターに多少なりとも愛着と共感を持っている人にとっては大変に面白いストーリーでしょう。ちなみに今回買ったのは第1巻で、カイの行動の動機が分からないところがもどかしい。早く2巻目が発売にならないかな。

明日から週末までは天気がよくないようです。明日は天気がよければ散歩に行こうと考えていただけに残念です。最近は湿度が高くなってきて困ります。天王寺に出かけた日曜日なども、気温自体は低かったようですが湿気があって暑かった。まあ、これから6月にかけては蒸し暑くなる一方ですから、何を言っても詮無いところではあります。

2006年5月11日(木)雨のち曇

先日宇治を撮影したフィルムの現像が仕上がりました。デジカメで気になる画角をバシバシ撮って、フィルムは重要なところだけをおさえていました。デジカメは下らないコマがあっても許せるのに対して、フィルムだとちょっと許せない部分があるので、悪くない撮り方だとは思いました。

キタムラでソニーのレンズ一体型の一眼レフ風デジカメであるDSC-R1が8万円ちょっとでした。一眼レフのような光学ファインダーじゃないことに不満がなければ、撮像素子も大きいですし、ズーム倍率も充分なのでお買い得のように思います。フィルムは一眼レフが好きですけど、デジカメは液晶があればパララックスはないので、ファインダにこだわりはありません。

梶井基次郎の『檸檬』を読んでいますが、遅々として進みません。私にとってはすごく読みにくい。面白くないわけではないんですけど、読みながらこつんこつんとつまづくような感覚があります。

2006年5月12日(金)晴のち曇

PDF作成ソフトがあれば便利かなあ、と考えています。印刷機能を使ってPDFファイルに変換するフリーソフトもありますが、編集機能が大幅に制限されてしまうので、買うとしたらアドビのアクロバット7エレメンツあたりが5000円程度と手頃でしょう。元ファイルに近いレイアウトでPDF化するという意味でも、純正に安心感がありますし。

この土日は天気がよくないみたいです。今日の昼間ではすごくよく晴れていて、気温もあまり高くなかったので散歩したかったんですけど、そういうわけにもいかなくて。最近は少しずつ写真に対するモチベーションが元に戻りつつあるので、雨が上がる日曜日にはどこかに行きたいところではあります。

IGGWの更新作業を放置したままなので、再開しないといけません。地図を作るのに手間取っているのと、一度町並み紹介ページを作った後に散歩して写真をたくさん撮っているところ(奈良町や今井町、神戸など)はリニューアルしようと思っているので、腰を上げるのに時間がかかってしまいます。

2006年5月14日(日)晴時々曇

太宰の『富嶽百景』が映画になるらしいです(LINK)。時代は現代に変えるみたいですけど、とくに時代が描かれていないし、戦時下のような特異な時代に書かれたわけでもないので気にならないとは思います。

この作品は私が読んだ太宰作品の中ではわりと好きです。太宰中期の作品なので、初期と後期の作品に特有の暗さ、致命的な部分が比較的希薄です。このあたりで好き嫌いが分かれるんでしょうが、落ち込んでいる主人公が、富士山のよく見える「天下茶屋」で仕事をしながらいろいろな人との交流を通して、自分なりの生き方を見つけていく話なので、基本的にはハッピーエンドだし、登場人物も個性があって面白いですから、映画としては面白くなりそうな気がします。それに主人公が富士山と対峙する、天下茶屋滞在中最後のシーンも印象的で、どういうふうに描くのか見てみたい。

最近はデジカメで撮ることが多くなったので、ごくコンパクトなヤツが欲しい気持ちが強まってきました。ちょっと調べて見たんですけど、パナソニックのものが小さくてデザインもシンプルだし、ちょっとよさそうです。

2006年5月15日(月)晴のち曇

昨夜の地震の私の家あたりでの震度は2だったようです。経験上、震度2までは一瞬はどきりとはするものの冷静に「揺れてるなあ」と座ったり寝ていられますが、3以上になるとみんなテレビのある部屋に集まってきて、地震情報が出るのを待つような印象があります。じっとしていられないんですね。

デスクトップPCを買ったときの箱を捨てそびれたまま1月の半ばから部屋の隅に放置してありまして、かねがね邪魔だなあと思っていたところ、ちょうど明日が有価物の日だというので分解して捨てました。

CRTは写真を表示するにもDVDを見るにも綺麗で好きなんですけど、17インチなので場所を取る上にSXGAでは文字が読みにくいため、1152×864ドットが実用上の最大ですから、いまや一般的になりつつある17インチLCDと比較すると情報量が少ない。ただまあ、買うなると中途半端な画質のものは嫌なので、4万円台半ばは必要になってきます。

次に買うPCでも使えるでしょうから、アナログで接続しても綺麗なら、買う価値はあると思います。

2006年5月16日(火)曇一時雨

昨日の日記にLCDについてを書いたあと、本当に17インチCRTでは1152×864が実用上の最大解像度なんだろうかと疑問になって1280×960ドットへ変更してみました(CRTはアスペクト比が3:4なので横が1280ドットの場合、縦を1024ドットにすると5:4になってしまい、960ドットがちょうどいい)。デスクトップ・アイコンの文字は判読しにくくなりますが、使えなくはない印象です。タスク・トレイのアイコンからすぐに変更できるので、フォトレタッチなど文字を読まない作業の場合には変更して使うのもいいかもしれません。

明日はできれば梅田に行こうと思っています。久しぶりに中古カメラも見たいし、以前から書いているようにプリンタを2台のPCで使えるようにするためのUSB切替器も買いたい。

中古カメラ・レンズで特に欲しいものはありませんが、ペンF用のフードやEOS用の視度補正レンズなど細々したアクセサリーで必要なものはありますし、見たら欲しくなることもありますしね。

ずっと書き忘れていましたが、「ガンダムZZ」は3月に見終わりました。すごくポジティヴで明るい登場人物が、あまり明るくない世界観を際立たせるような印象もありました。次は何を見るべきなのかと考えているところです。Zの劇場版かなあ。

2006年5月17日(水)雨

ヨドバシにも探していたUSB切替器はありませんでした。PC4台とUSB機器1台を接続するものはあるのに、探している2台のPC用のものがなくて。すごーくマイナーな商品なのかなあ。

ちょっと欲しいと思っているソニーのウォークマンAシリーズは、専用ソフトであるCONNECT Playerの出来がよくないと、多くのサイトで書かれています。昨年の11月に登場した当初は、動作が重い上に実用上影響の大きいバグもあったようですが、この4月のアップデートで多少は改善されたようです。MDウォークマンなどは本体の機能が全てですけど、最近はソフトウェアの出来まで調べておく必要があって面倒です。

いつも行く大阪駅の八百富にも寄ってきました。ディジタル一眼レフの中古が多いのが目立つところで、EOS 10Dなどが手頃な感じがしました。中古レンズを見てきたんですけど、特に必要なものはなかったのでパス。もちろん、あれば楽しいだろうな、と思うレンズはたくさんありますけど、切実に欲しいものはないということです。

富士写真フイルムがカラーフィルムを値上げするそうです。私はあまり大量には撮らないので、深刻な問題にはならないにしても困りますね。7月かららしいので、多少は買いためておいた方がいいかも知れません。

2006年5月19日(金)雨のち曇

ディジタル・オーディオプレイヤーを選ぶとき、記憶容量とサイズがトレードオフになってしまうのが痛いところです。5GB前後であれば1インチHDDが使えるために比較的コンパクトですが、それを超える容量になると1.8インチHDDしかないみたいで、サイズは大きくならざるをえませんし、容量も20GB以上になってしまいます。今年の第3四半期には、シーゲイトから12GBの1インチHDDが発売されるらしい(LINK)ので、それまで待ってみようかと思っています。

あと、バッテリ駆動時間ももうちょっと長くならないものかと思います。せいぜい20時間程度で、あまり長いとは言えません。フラッシュメモリ使用のものでは50時間を越えるようなものも存在しますが、その場合は容量が少ないので条件に合わない。結局のところ、私にとってはまだ「待ち」なのかも知れないですね。

ツインの燃費が若干よくなっていると4月に書きましたが、あれ以来まだ給油していないので結果は出ていません。ただ、わりといい感じです。前回は241.9kmの走行に対して18.3リットル給油で、燃費がリッター13.2kmのところを、今回は240kmを超えてまだ燃料残量減少の警告ランプが点いていません。目標としているリッター15kmを出すには270km走らないといけないわけで、それはちょっと不可能ですが、260kmくらいは行くんじゃないかと期待しています。

夏になるとエアコンをつけるので燃費は悪化しますから、今回でできるだけいい記録を出しておきたいなあ。

2006年5月20日(土)晴時々雨

今日は何か妙な天気でした。朝は日が照って暑かったのに、昼前になると気温が下がって雨も降り出し、また午後からは蒸し暑くなって、夕方を過ぎるころには風が冷たくて窓を開けていると肌寒いくらいでした。

今日もディジタル・オーディオプレイヤーについてしつこく。

条件が厳しくなるのは、初めて買うからかも知れません。カメラについて言えば、今は何台も持っていますし慣れているので、自分にとって必要な性能が把握できています。しかし、初めてのカメラ(私の場合はデジカメですが)を探すときには、いろいろと細かい条件をつけて、それに合うものをわりと高額でしたが購入しました。とはいえ今から考えると、私にとっては必要のない性能(条件)があったことは確かですし、既にそのカメラは手放しています。だから、多少は妥協してもまずひとつ買ってみるのがいいのかも知れないな、と考えたりもします。

もし妥協するなら記憶容量だと思います。全てのCDを入れられる容量が欲しいという条件が挙がるのは、要するにコンポの代わりに使おうという気持ちがあるからです。しかしながら、CDとMDを持っているのでコンポなしは不便でしょう。すなわちお気に入りの曲だけを入れる純粋な携帯音楽プレイヤーとして考えれば、容量は少なくてもいい。具体的な数字で言うと、CD40枚分くらい入れば、そう不自由することはないのかな、と思います。

2006年5月21日(日)晴

昨日の日記の最後に「CD40枚分くらい入れば、そう不自由することはない」と書きましたが、これは概算の数字で、実際に数えてたところ、「よく聴く」「たまに聴く」程度のものでも100枚くらいはあるんですよね。どう削っても80は切らないと思います。MDプレイヤーもまだ元気に動いていますから、今までどおりMDを使うのがいいみたいですね。私にとってディジタル・オーディオプレイヤーはまだ買いどきではないようです。

近くを通ったのでキタムラに寄ってきました。最近のデジカメは、特に凝った機能がなくて新製品でないならば、そこそこのものが3万円くらいから買えるようです。私の中では3万円のデジカメは機能限定版で質感も乏しいイメージがあったんですけど、もう違うみたいです。ちょうどそこにカシオのEX-Z500というデジカメが2万2300円でありまして、面白そうだと思って帰って調べてみました。

結果から言うと、どのカメラも画質がよくない。色はまあまあ見れるようにはなっていますが、細部に目を転じると偽色は出ているし、細部はほとんど解像していません。ひどいものになると四隅は流れまくっています。EX-Z500なんかはどこを見てもピントがきてないようなぼやけた画像しか撮れないようです。

これなら中古でイクシ・ディジタル450やパワーショットG5あたりを買った方が安いし画質もいい。光学手ブレ補正や大画面LCD、処理の高速化やバッテリ・ワンチャージでの撮影可能コマ数の増加など魅力的な機能があるのは確かですけど、わざわざ画質の悪いデジカメを買う気はしません。

前々から書いているように、パララックスのないデジカメの場合、一眼レフである必要は全くないので、大きな撮像素子(フォーサーズで充分)を使ったコンパクトなカメラが欲しいものです。

2006年5月22日(月)晴

昨日、久しぶりに近くのブックオフに行ったら、セールをしていました。550円以上のハードカヴァーの本が全品500円というもので、ちょうど前々から欲しいと思っていた、中島らもの『ガダラの豚』があったので買いました。600ページくらいの分厚い本で、文庫版は3冊に分けられているくらいなので500円は安い。

ブックオフの価格設定は両極端で、安いものは100円ですが、それ以外は定価の半額+50円程度かです。例えば定価2000円だとすると1050円、450円なら250円といった具合です。その点ゲオは、ハードカヴァーの本は定価の60%程度と高いんですけど、漫画は高くても半額を切ります。

『ガダラの豚』ですが、1/3くらい読んだところで、やっと本題に入ってきたという印象です。推理小説だそうですけど、今のところ謎が出てきません。

中島らもの小説の魅力のひとつは、登場人物の面白さがあると思います。ちょっと欠けたところがあるんだけど、基本的にはまっすぐで、自分で考えている人が多い。

話は大きく変わりますが、ヤフオクだとパワーショットG5は2万円台半ばで落札されているようです。画質的にはコンパクトタイプのデジカメでは上位にあると思いますし、機能的にもこれ以上を求めるならば一眼レフを買うしかないほどだと思いますが、大きさは許容するとしても、問題なのは動作が緩慢らしいこと、LCDがすごく小さいこと、ワイド端が35mm相当と若干狭いことです。ディジタル・オーディオプレイヤーと同じで、デジカメも「こちらを立てればあちらが立たず」という欲求不満になってしまう仕様なんですよね。

2006年5月24日(水)晴一時雨

『ガダラの豚』を読み終えました。ひとことで「こういう小説である」とは言いにくい、いろいろな要素の詰まった作品でした。面白くて、気が付いたら朝日が昇っていまして、それ以来寝不足気味です。そういう意味では面白すぎる長い小説って困るんですよね。

ディジタル一眼レフの中古価格は、びっくりするほど低くなっています。ペンタックスのist* Dsはレンズ付きがヤフオクでは5万円前後で落札されています。

ここまで手頃になると、ディジタルかフィルムかという対比じゃなくて、数あるカメラのひとつとしてディジタル一眼があっていてもいいんじゃないか、という気持ちになります。

日曜日に給油したところ、ツインの燃費はリッター14.5kmでした。目標としていた15kmには届きませんでしたが、どんどんよくなってきています。最近は待ち時間の長い信号ではエンジンを切ったり、できるだけゆっくり発進して、定速で走るようにしたりしています。これから梅雨、夏になるに従って、燃費がよくなることはないと思うので、できるだけ悪くならないようにするつもりです。ただまあ、ツインを運転するのは私だけではありませんから、皆にも頼んでおかないといけません。

2006年5月25日(木)晴

昨日の日記でペンタックスのist* Dsを挙げたのは、廉価機としては珍しくペンタプリズムを搭載しているから。私が今まで見た限りでは、ペンタミラーを使ったファインダーは気持ちのいいものではありません。シャープさがないというのか、程度の低いレンズで撮影したみたいな像になってしまいます。

もちろん、廉価機ですから気になるところはあります。バッテリが専用のリチウムイオン充電池ではなくて、単3乾電池4本かCR-V3というリチウム一次電池を2本使います。後者の場合で850コマ撮れるらしいですが、2本で2000円くらいはしますし、容量が少なくなったら充電できるリチウムイオンの方が安心できます。

もうひとつ気になるのはオリンパスのE-300で、撮像素子よりレンズ側にあるローパスフィルターに付着するゴミを超音波の振動で除去できる機構は魅力的です。レンズ交換式である以上、ゴミが混入するのは避けられませんから、あって当然の機構でしょう。ただ、800万画素というのはちょっと高画素すぎます。それにフォーサーズというもともと小さな撮像素子ですから、あまり画素数が増えるのは好ましくない。E-1は500万画素ですが、これは高い。

画質については調べているところです。あまり画質について鋭く評価しているサイトがありません。究極的にはRAWで撮って専用ソフトで展開すれば多少の問題点は回避できるんでしょうが、やはりJPGで撮って綺麗な方が何かと楽ですし、メモリ容量も喰いませんからね。

2006年5月27日(土)晴のち曇

中学・高校時代の友人が久しぶりにうちに来ました。自転車で20分、車なら10分くらいの距離なので一番近くに住んでいる友人です。実は今日の昼過ぎに、その友人の家の近くのショッピング・センターに行きまして、最近会ってないし近くだし寄ろうかなとちらっと思ったんです。この友人とはたまに同様のことがあります。電話しようと思っていたらかかってきたりとか。

その友人の薦めでInternet Explorer 7のベータ2をインストールしてみました。まあメインのブラウザじゃないし、面白そうだし、と思いまして。

使用感は今までがあまりに古臭い使い勝手でしたから、少なくとも同6よりは便利です。私のサイトを見ても、レイアウトに崩れはありませんでした。とはいえ、メインとして使おうとまでは思いません。何でもそうですけど、慣れれば大抵のものはそれなりに使いやすくなります。問題は慣れようという気持ちになるか否かだけ。私としてはFirefoxで充分だと思っています。これからのメインストリームとなるであろうブラウザですから、動作確認用には必要だと思いますけどね。

コンパクト・デジカメとディジタル一眼レフを画質で比較すると、前者のアドヴァンテージは皆無です。サンプル画像を見て、素直に綺麗だなあ、と思える機種は今のところないです。ただ、携帯性は私にとって重要で、この点においては前者が圧倒的な優位にいます。そのあたりが悩ましいんですね、これが。

2006年5月28日(日)曇

心斎橋に行ってきました。ついでにカメラのナニワで中古カメラを見ようと思ったら、場所が変わっていました。最初は本館の5階で広かったんですけど、どんどん狭く不便なところになっていきます。

キヤノンもフィルム・カメラを新たに開発しないことを明言したようです。既にニコンはフィルム・カメラのラインナップを大幅に縮小していますし、他のメイカーも縮小傾向です。私はあまり新しいカメラに興味はないですし、フィルムさえ生産してくれたら今あるカメラは使えるんですけど、やはり寂しいものがあります。

HDDを増設しようと思っています。ただケースが小さいので内蔵はやめて、シリアルATAで外付けにするのがベターじゃないかと思っています。HDDに被せるシリコン製のカヴァーが1000円程度でありますし、内蔵と比較してもそんなに高くはならないでしょう。250GBが容量と価格のバランスが最もよさそうです。

冒頭に書いたカメラのナニワでディジタル一眼レフの中古を見てきましたが、あまりいいのはありませんでした。オリンパスE-300が安くであればいいな、と期待してたんですけどね。

2006年5月29日(月)晴

本屋さんで『牧逸馬の世界怪奇実話』という本を買いました。全然知らない著者なので普通は買わないんですけど、島田荘司編というところに惹かれて。内容は欧米諸国の興味深い事件を紹介したもので、切り裂きジャックやタイタニック号沈没などを日本語で初めて紹介した文献だとも言われています。時期的には昭和初期、牧逸馬は筆名で本名は長谷川海太郎、『丹下左膳』の作者、林不忘と同一人物だそうです。

少し読み進めたところ、単なる記録ではなくて読み物としても面白いように書いてあります。流行作家だったからか、もともとそうなのか、ぐいぐいと引きこんで読ませるスピード感とリズムのある文体です。

HDD増設は、遅ければ遅いほど大容量のドライヴが安くなりますから、悩むところです。だいたい1万円弱のものが手頃だと思うので、まあ時機をみて買います。

IE7で気になるのは、半角英数字にアンチエイリアスがかかるところ。私はもともとのソリッドな表示が好きなんですけど、解除はできないのかなあ。もしくは日本語フォントにもかけてくれたら、見た目が統一できるのに。

2006年5月31日(水)晴

『牧逸馬の世界怪奇実話』はすごく面白い本でした。私としては事故よりも犯罪事件の方を興味深く読みました。「ウンベルト夫人の財産」というフランスの詐欺事件などは、手口が鮮やか過ぎて尊敬してしまうくらいです。

三菱の高画質の17インチLCDが4万円を割り込んでいます。理由は、さらに高画質の新型が発売されたから。価格差は約1万円。応答速度とコントラストが向上しているようです。旧型でも他社のLCDと比較して圧倒的に綺麗ですから、テレビやDVDを頻繁に見ない限り、普通に使う分には充分じゃないかという気はします。

OpenOffice.orgは、私にとってはあまり使いやすいものではありませんでした。表計算はそこそこでしたが、オフィスでいうところのワードにあたるアプリケーションが、まあ無償ですから多少のレイアウトの崩れは目をつむるとしても、ちょっと使いものにならない。事実、ワードだけ買って、あとはOpenOffice.orgで、という人も多いようです。

私はラップトップPCの方にオフィスが入っているので、それを使うことにしてアンインストールしました。プリントアウトしない文章はテキスト・エディタで充分ですしね。