2005年5月1日(日)曇のち雨

昨日FED-2を持って散歩しながら、暑いなあ、と思っていたら30度を越えていたようです。もう5月ですから、暑くなるのは仕方ないんですけどね。

外付けファインダーはどれも高いですね。旧ソ連製の35mm用は手頃ですが、ちょっと大きい。もうちょっとコンパクトな方がデザイン的にも、収納という意味でもいいと思います。いっそ、レンズ付きフィルムのファインダーを取り出して自作するか、と思ったりしているところです。これならプラスティックの板やパテなどの材料がいるとしても1500円くらいで作れるでしょうからね。というのも、レンズ付きで8500円のカメラに高いファインダーを付けるのは、どうもしっくりこない。やはりできるだけ安く楽しみたい、という気持ちが強くあります。

家のどこかに使わずに仕舞いこんでいるレンズ付きフィルムはないもんかなあ。明日にでも探してみます。

2005年5月2日(月)曇のち晴

被写体全体が深度に入っていない雑な写真で恐縮ですが、昨日の日記に書いたレンズ付きフィルムのファインダー部分です。

残念ながら自宅にはなかったのでキタムラで購入しました。ファインダーの大きさを売りにしているもので498円でした。

分解してみると普通の135のパトローネに入っているフィルムで、いわばプリワインド方式をとってありました。そうだと知っていたら、レンズをふさいで全て巻き上げ(というか巻き戻し)れば使えたなあ、と後悔しました。まあ仕方ないです。フィルム送りのチェック用としておいておきます。

見ての通り前後にレンズがあるだけの簡単なものですが、調べてみると32mmのレンズが搭載されているレンズ付きフィルムのようなので35mmのファインダーとして使うにはぴったりじゃないかと思います。あとはどうやって外付けファインダーのカタチにするかです。これが難しそうなので、いい案を思いつくまで考えてみたいと思います。

2005年5月3日(火・祝)晴

2000年の5月3日にデジカメを買い、写真を撮り始めて今日で5年です。その1年後に父からペンタックスMXを譲り受けたことでフィルムに転向することになるんですが、それからも4年。今日はFED-2とペンEE-3を持って、天王寺から四天王寺のあたりを散歩してきました。

四天王寺というと、小学生のとき中学受験のための全国試験の会場になっていたので、行った回数は5回ではきかないと思います。ただ、そのときは試験だから緊張していますし、寺社に興味もなかったので、覚えているのは円形の教室と亀がたくさんいる池だけでした。

門前のごみごみした感じもいいですし、入ってみると予想以上に大きく立派なお寺なのでびっくりしました。池はありましたが、その他は全然覚えがありませんでした。その前に堀越神社(IGGWの夕陽ヶ丘のページ参照)にも寄りました。この神社は小さいんですけど、被写体としてすごく魅力的なんです。気候もよくて、いい散歩でした。あとはFED-2にリバーサルを通した結果がどうなっているか、です。

2005年5月4日(水・祝)晴

メモに書いたFED-2のフィルム送りの件ですが、添付されていた英語の説明書を読むと、スプールにフィルムをひっかけてカメラに装填し、すぐに蓋をして2回巻き上げろ、というようなことが書いてあります。私はフィルムを装填して蓋をする前にスプロケットにの歯と確実にひっかかるように2回ほど巻き上げ、蓋をしてから2回巻き上げていましたから、やっぱり単に巻き上げすぎていたようです。

PCの前に座ってこの日記を書いていて、ふと目を上げると窓の外に猫がいました。私の部屋は3階であることもあって、一瞬、目の前に何がいるのか分かりませんでした。

8日の日曜日に高校時代の友人数人で京都文化博物館で開催されている「人体の不思議展」に行くことになりました。昨年の7月10日に京都文化博物館あたりを散歩したことがあって、わりと町並みとしても面白いところなので、プチ同窓会と散歩を兼ねて。あるいは集まるのは午後からなので、朝から私だけで違うところを散歩するのもいいかも知れません。一澤帆布に行こうかと思ったんですが、日曜日は休みなんですよね。

2005年5月5日(木・祝)晴

古いカメラの場合、シャッター速度が倍数系列になっておらず、1/100とか1/50といった速度になっていることがあります。私が持っているカメラではFED-2とレチナがそうですが、スタジオデラックスにはちゃんとそれに対応した指標が付いているので便利です。画像のダイヤルを見ていただければ分かる通り1/3段の差でしかないので、気にするほどのことでもないんでしょうが、ちゃんと分かるのが気持ちいいです。

単体露出計は確かに便利なんですが、散歩のときはちょっと邪魔です。私は露出のデータをメモするので、露出を測ってカメラにその値を移し、ピントを合わせてシャッターを切って露出をメモ、そしてまた露出を測って…というのは、写真とカメラが好きな私でも途中で嫌になって、結局は悩んだときにだけ露出計を使い、あとは勘で撮るようになってしまいます。もっと小さくて反射光も楽に測れるヤツを買い足そうかな。

2005年5月6日(金)雨

3日に散歩したときの写真の現像が仕上がりました。FED-2にリバーサル・フィルムを通して撮ったのが左の画像です。色の偏りはないようですが、解像性能には不満があります。遠景の小さい文字などが滲むようになってしまって、無限遠にピントが来ているのか来ていないのかよく分からない印象になります。古いレンズなので仕方ないのかな。

まあ、手ブレや回折現象、フィルムの粒状性などの要因もあるので、何度か使ってみないことには、結論は出しにくいですけどね。そのこともあって、日曜日の京都へはFED-2を持って行くつもりです。

それにしても比較してみたPKRとズイコー28mmF3.5の細部はすごかったです。拡大したらどこまでも鮮明になっていくんじゃないか、という気さえしました。もちろん、解像性能だけがレンズのよさを決めるわけじゃないし、写真のよしあしとは直接関係のない要素であることも確かですけど、私の場合少なくともぴしっと写っていて欲しいんです。

2005年5月7日(土)曇のち晴

防湿庫の中に満身創痍のペンFが1台置いてあります。

プリズムが腐食している上にミラー関連のスプリングも弱っているようで、レンズを付けてシャッターを切るとミラーが上がったままになってしまいます。またアイレットを固定するネジが1本折れていてぐらぐらですし、アイピースも割れています。お金はかかるだろうな、と思うものの、使わないでしまっておく方が心苦しい。

ペン・シリーズを専門にペイントしてくれるお店があるので、オーバーホールも兼ねてブラックに塗ってもらいたいと思っているんですが、ペイントと各部調整だけで3万円くらいらしいので、プリズム最蒸着も含めると4万円近くになることは確実です。まあ、新品みたいな外観と機構のペンFを買ったと思えば高くない金額ではあるんですが…。まあ、いつかは、という気持ちではいます。

10万円くらい用意して、25mmF2.8のレンズを買って、満身創痍のペンFには上記箇所の修理とペイントを施して25mm専用とし、今あるボディは38mm用とする、というのが理想です。

2005年5月9日(月)曇

昨日の『人体の不思議展』はすごいこみようでした。ショーケースがいくつか置いてあるんですけど、人が二重三重に取り囲んでいるので、その人たちがはけるのを待たないと何が展示してあるのかも分かりません。それに途中で、私は人体に特に興味ないなあ、と気付いたんです。そういう人間が人ごみをかきわけて見る理由がありませんから、さらっと見て、友人たちが見終わるまでは外で写真を撮っていました。絵画や版画とか、博物館でも日常の道具などは興味を持って見られるんですけどね。

最近、散歩のために遠くの知らない町に行きたいという気持ちは薄れてきました。というのは、行くだけで疲れますし、根が貧乏性ですから遠くに来たからには何か得るものが欲しいと、うろうろ、だらだら散歩することができず、ついつい有名なものを見てまわる結果になることがほとんどです。また、初めての町というのは歩くだけでもちょっと緊張してしまって、いい写真が撮れたためしがありません。散歩は近場が一番です。

昨日はフードを忘れましたが、その前はフードを忘れたことに途中で気付き引き返し、そのまた前は露出値を書く用紙とペンを忘れるといった失態を繰り返しています。ちょっとした自己嫌悪に陥りそうなので、まだカメラを忘れないだけマシ、と考えることにしておきます。

2005年5月10日(火)晴

ここ何日かは晩春らしい気持ちいい気候が続いています。花粉症も終わり、初夏の暑さが訪れる前の本当にいい時期です。日差しはまだ柔らかく、風は心地よく、そして緑は鮮やか。あと一度くらいはこの好天のもと散歩したいものです。

「フィルムを通せば」にディジタル一眼レフというか、大型の撮像素子を搭載したディジタル・カメラについての文章を載せようと思っています。コンパクト・デジカメについてはわりと文章を書きましたし、私なりの結論も出ていますが、ディジタル一眼レフについてはまとまった文章を書いていませんから。それに価格的には買ってもいいのに、あまり買う気がしないのはなんでかな、という疑問もありますし。

先日ペンEE-3にBW400CNを通して撮ったものをスキャンすると、暗部がすごく荒れます。以前ペンFで撮ったものは階調もよく滑らかな粒状感だったのになんででしょうね。理由がよく分かりません。

2005年5月11日(水)晴

今日は狭山池博物館(LINK)に行ってきました。妹を車で送ったついでにちょっと寄ってみたのです。府立の博物館で入館料、駐車料金ともに無料。だから行ってみたんですが、お金を払ってもいいと思わせる内容でした。ちなみに建物の設計は安藤忠雄。

安藤忠雄の建築はあまり好きじゃないんですけど、ここはよかったです。コンクリートとガラスと水と青空。直線と曲線。写真的な要素がいろいろとあって、建物だけで20コマくらい撮ってしまいました。カメラはニコンEM、レンズは28mm。画角的にもぴったりでしたし、絞り優先AEでもファインダー内にシャッター速度が表示されて、フィルム感度設定ダイヤルが楽に操作できれば充分に使えます。こうなってくると、EMのレンズ取り外しボタンの飾が取れてしまっているところ(上の画像)に何かを埋めておきたい。

先日、京都をFED-2で撮ったときの写真が仕上がりました。今回はわりときっちりフレーミングしたところ、ファインダーで見るよりも上に写ることがわかりました。あと、やはり無限遠のピントが若干甘いようです。まあ、若干ですけど。

2005年5月12日(木)雨のち曇

左は先斗町で撮った写真です。飲食店が建ち並ぶ表通りよりも、こういった生活感も漂う細い路地の方被写体としては面白いところです。

表通りを撮る場合は28mmくらいの広角レンズが必要ですが、こういう路地には標準から中望遠がいいようです。ちなみにこの写真はFED-2とインダスター26M 5cmで撮影しています。下も同じく。

右の画像は鴨川沿い、四条大橋から撮った床です。夏が近くなると川の上に設置されて、ご飯を食べたりお酒を飲んだりするわけです。残念ながら私は行ったことがないので、どんな感じかは分かりません。

朝晩の気温が思ったより低くて寝冷えでもしたのか、鼻と喉の調子がよくありません。しんどいほどではないんですが、喉はイガイガして不快です。思うんですが、のど飴って効かないんじゃないでしょうか。たまに舐めるんですけど、効いた記憶が全くなく、どちらかというと不快感が増幅されるように思います。

体調は万全ではないものの、散歩はすごく調子よくできていて気分がいいです。5月はこの調子で行きたいなあ。

2005年5月13日(金)晴

先日撮影した狭山池博物館の写真です。私はどちらかというと、もっと薄暗い町の片隅の情景が好きなんですけど、たまにはこういう無反省な青空と現代建築もいいものです。

FED-2で撮ったフィルムを見たあとに、ペンFでほぼ同じところを撮ったものを見てびっくりしました。色の鮮やかさもコントラストも全然違う。こうなるとFED-2を積極的に使う理由はほとんどないなあ。

ペンFの38mmレンズ用の純正レンズフードが欲しいなあと思っています。見るからに深くて効果がありそうですし、使わないときには逆向きに取り付けられるので持ち運びにも便利です。何よりも恰好いい。今使っている汎用ラバーフードでも実用上問題はないと思うんですが、ちょっと見た目がよくない。やはりお気に入りのカメラは外観も整えてあげたいですから。

2005年5月14日(土)晴

今日はペンタックスMXを持って苦楽園を少し散歩しました。買い物をしたり、お茶したりするにはいい町ですが、被写体としてはあまり面白いものがなくて、5コマほどしか撮りませんでした。

左の写真はなんばパークスの花です。ペンFの38mmレンズはわりと寄れるので、こういうのを撮るには便利です。

ただ、ファインダー内で大きく見えるだけで、フィルム上に再現される倍率としてはそんなに高くありません。だから、フルサイズで撮ってスキャンしてトリミングしても、基本的には同じです。とはいえ、ファインダーいっぱいに見えると気持ちがいいことは確かです。

今日、本屋さんでピンホールカメラが付録の『大人の科学』を発見し、1680円なら悪くないだろうと試しに購入してみました。135フィルムが使えるようになっていて、ノブ式の巻き上げ、巻き戻し機構がちゃんとある。カウンターや二重露光防止装置はありませんが、一応ちゃんとしたカメラの機能は備えています。晴天下で撮る場合はISO100で2秒くらい露光しろ、と書いてあります。ネガカラー・フィルムが残っているので、それを通して、三脚を立てて近々試してみたいと思います。

2005年5月15日(日)曇

ペンタックスSVの最大の不満点はファインダーの暗さです。F1.8の55mmレンズを付けている限りでは問題ありませんが、F3.5の28mmレンズを付けるとすごく暗い。私が所有している55mmレンズはSMC化される以前のもので、描写があまりパッとせず、SVを使う場合にはSMCの28mmが基本なのでずーっと暗いファインダーで使い続けることになります。

それでマルチコーティングされた標準レンズを手に入れようかと思うんです。SMCタクマー55mm F1.8は玉数も多く安いという魅力はあるものの、私は55mmというのが苦手で、50mmが欲しいんですけど、SMCタクマーは硝材の関係なのか黄色くなっている個体が多いんですよね。そんなことを1年くらい前から考え続けて、未だ購入せずじまい。

土日は父がいるので基本的に車は運転しません。だいたい母と車で出かけることが多いので。楽なようなちょっと寂しいような。

2005年5月16日(月)晴

フジのNATURA BLACKって露出補正できるんですね。1/2EVステップでプラスマイナス2EVまで。とはいえ、測光方式がよく分からないのでリバーサルで撮るにはちょっとしんどい、という気がします。傾向を掴める単純なタイプだといいですけど。あとはプレワインディング方式だとか、不満点はいくつかありますが、24mmでF1.9というレンズはちょっと魅力的です。デザインも悪くないですし。

話は大きく変わりますが、妹が折り畳み自転車を購入しました。ジャスコで1万500円。6段変速付きで20インチ。ヴィッツのトランクにもすっぽり入るので、いろいろと使えそうです。

「フィルムを通せば」のペンタックスSVの紹介ページを少し書きかえ、画像を差し替えました。以前の画像はあまり好きではなかったので、昨夜撮影したんです。あとはレチナの画像の撮り直したいところです。

2005年5月17日(火)晴

リバーサルで撮る場合、自動露出はいらないと思います。思い通りに設定してくれる自動露出が実現されれば話は別ですが、「適正露出」という概念自体が曖昧ですからまあ無理でしょう。やはり経験を蓄積してマニュアル露出で撮り、不安があれば段階露出をきっておく、というのがベストではないでしょうか。

今となってはコスト的にマニュアルより自動露出の方が低いんだと思いますが、露出計はなくともマニュアル露出を、というのが私の希望です。その意味においても、ある程度古いカメラの方が使いやすい。昨日書いたような測光方式がよく分からない自動露出に露出補正というのは、撮っていて「本当にこれでいいんだろうか」という気持ちにさせられます。

あと、カメラ雑誌の新製品レヴューなどで「露出計の精度云々」ということが書かれていますが、あれって意味があるのかなあ。シャッターと絞り制御の精度は重要ですが、露出について細かいことを言う人は自動露出などに頼らないと思うんです。ネガカラーで撮る場合は、新しいカメラであればほとんど問題ないでしょうし。

2005年5月19日(木)曇

昨夜ブックオフへ行ったら、劇場版ガンダム(初代)のヴィデオ(VHS)が1巻950円で置いてあったので、3巻揃えで購入しました。今時VHSか、と思われるかも知れませんが、以前に書いたことがあるようにこのDVD版は音声を新たに吹き込み直したもので、見ていて違和感があるという問題があります。だからVHSの方がありがたい。さわりの部分を見ただけですが、程度もよく、少なくともレンタルショップで使い倒されてボロボロにされたものではないようです。

あとハードカヴァーの『島田荘司読本』も購入。文庫版は所有していますが、巻頭の書き下ろし小説が違うらしいので。ハードカヴァー版に収録されているものは短編集に収録されて文庫化されており、それを所有してはいるんですが、まあ105円だしいいかな、と。それにしても御手洗潔は恰好いいなあ。

先日、ヤフオクでM42-EFマウント・アダプタを落札しました。明日か、遅くとも明後日には届くと思います。

2005年5月20日(金)晴

今日、ちょっとした用があって大学に行きました。初めて車で行ったところ、朝のラッシュ時を外したこともありますが、30分しかかかりませんでした。電車だと90分はかかりますから、実に三分の一です。まあ、電車のように眠いからとうとうとすることはできないにしても、1時間遅く出ても間に合うわけですから、そのぶん長く眠ることができます。まあ、今言っても仕方ないんですが。

先日図書館で赤瀬川原平の『中古カメラ大集合』を借りまして、ネットしながら斜め読みしていたら、オリンパス・ワイドなんていいですね。巻き上げ、巻き戻しはノブ、ピント目測、レンズシャッターで、レンズは35mm。ファインダーは採光式ブライトフレーム入り。程度のいいものを手に入れればメインとしてきっちりと使えそうなシンプルかつ、実用的な性能がいいですね。確か梅田の八百富に1万円くらいでいくつかあったと思います。

最近は1950年代の、大衆向けに生産されたシンプルかつ実用的なカメラに興味があります。デザインもすっきりしたものが多いですし、何より中古市場に数がありそうなのがいい。

2005年5月21日(土)晴

M42-EFマウント・アダプタが届きました。ニコンF用マウントは微妙なガタがありましたが、今回は全く問題なく固定されます。EOSに付けたままにしておけば、M42マウントのカメラとして使えて便利そうです。EOS用に1本純正のズームレンズを持っていて、それなりに便利ではあるんですが、こうなってくると使用頻度は低くなりそうです。

オリンパス・ワイドについて調べてみたところ、いろいろとヴァリエーションがあるようです。露出計内蔵のもの距離計連動のものなど。また、後期にはレバー巻き上げ、クランク巻き戻しになるみたいです。ネット上で画像を見た限りでは、オリジナルがデザインもすっきりしていていいように思います。

先日書いたEOS600系用のスクリーン2種をヤフオクに出品しました。高くで落札されるといいな。定価で買っていますから、少なくとももとはとりたい。

2005年5月22日(日)曇時々雨

ちょっと前からINDUSTAR-61L/Z-MCというM42レンズが面白そうだなあ、と思っています。テッサータイプの50mm F2.8というのはごく普通ですが、0.3m寄れるんです。プリセット絞りなのでペンタックスSVの暗いファインダーでは使いにくいですから、へえ面白いレンズだなあ、という程度でしたがEOS50Eで使えるとなるとまた違う話になります。それに何といっても安いのがいい。

「フィルムを通せば」にFED-2のページを追加しました。次はマウントアダプタのページを作る予定です。以前書いたように、ディジタル一眼レフ関連のページも新設するつもりですが、こちらは文章がまだ書けません。持っているものの紹介はすぐ書けるんですけどね。

ヤフオクに出品中のスクリーンのアクセス数をチェックしていると、方眼マットの方が人気のようです。私としてはスプリットの方が高く売れそうだと踏んでいたんですけどね。気になってついつい見てしまうのが、まだ出品に慣れてない証拠です。

2005年5月23日(月)晴のち雨

今日の夜、急に雨が降り出して「天気予報で言ってなかったのになあ」と思っていました。すると父が傘を持たずにでかけたというので、車でバス停まで迎えに行きました。

明日は雨かなあ、などと考えたりして、特にどうということもなく録りためてあったTV番組を見ていたら友人から電話があり、自室に入って電源を入れたままのPCの前に座ると何かおかしい。よく見ると机の上が濡れている。PCの後ろが窓で、その窓が開いたままになっていたのです。慌ててPCの電源を落し、濡れている底面を拭きました。

PCと窓の間にはUSBハブやPCの電源ケーブルがあって、下手をするとショートしていたところですが、ちょうど散らかっていてプリントアウトしたキタムラのクーポンやファイルが置いてあったこと、そしてカーテンを閉めてあったことが幸いして、コードの部分にはあまり水がかからず事なきをえました。PCが壊れたらもう、どうしようもないですから、私の場合。

壁に向うよりは窓が前にある方が気持ちいいんですけど、こうなると考えものです。気をつければいい、ということではあるんですが、人間はミスを犯すものである、というのもまた事実ですから。

2005年5月24日(火)晴

ヤフオクに出品しているファインダー・スクリーンに入札がありまして、やっと安心しました。

できるだけ開始価格を低くおさえた方が結局は高くなる、という傾向にあるようですが、私などは心配性なので、もしあまりに安いままで落札されたら、と考えると、やはり、最低これなら売ってもいい、という値段から開始することになります。ただ、たまにありえないくらいの高価格から始めているものを見かけますが、あれはどういうことなんでしょうね。「この値段でも欲しい人は買えば」ということなんでしょうか。

EOS50E用の視度補正レンズを定価で買うのは莫迦らしいので、ヤフオクでずっと探しているんですが、ないですね。視度が-4なのであまりないのかなあ。-2、-3はたまに出るんですが。それにしても視度補正レンズって高すぎると思います。2300円って。

2005年5月25日(水)晴

富田林寺内町の町屋の屋根です。おそらく様式があるんだろうと思いますが、突起のカタチとその重なりが面白かったので撮ってみました。カメラもそうですけど、昔のものの方が味わいがありますね。

散歩をしていると年に何度か、光の回り方がいいというのか、いい表現が思いつかないんですが、すっきりと全てのものが綺麗に見えるときがあります。今日はちょうどそんな日で、デジカメで撮った写真も腕はともかく、画質としては今までにないくらいにすっきりとした色合いで撮れていました。

祖母がツタヤでCDを借りたいというので、夕食後、妹も乗せて車で行ってきました。ちょうど水曜日は半額の日だったので、すごいこみよう。4つあるレジに常時5、6人は並んでいる状態が、私のいた1時間ずっと続いていました。CD、DVDなど合わせて10巻借りたので並ぶ甲斐はありましたけどね。

2005年5月26日(木)晴

オークションは明日でおしまいです。方眼マットの方はちょっと高くなっただけなので、あとどれくらい上がるか、というところです。スプリットの方はすでに相場くらいまで値上がりしていますから、まあこのまま落札されるんじゃないかと思っています。

今日、母が買い物をしたいというので妹を送迎するついで車で一緒に行きました。帰ろうと駐車場に戻ったら運転席側ギリギリに車を停めているヤツがいて、ドアを開けるとぶつけそうだったので、助手席側から入りました。苦労して運転席に滑り込んでエンジンをかけようとしても、キーがまわらない。どうしても無理みたいなのでディーラーに電話をしたら、ステアリング・ロックというシステムが組み込まれているので、それが働いているのではないか、ということでした。キーを抜いたあとでステアリングを動かすとロックされ、エンジンもかけられなくなる、ということらしいです。解除するにはステアリングを回しながらキーをまわす。なるほど、そんなのがあるのか、と勉強になりました。一瞬、すごく焦りましたけどね。車を置いて帰るしかないか、とか。

2005年5月27日(金)晴

ペンタックスMXで撮った写真の現像が仕上がりました。今まであんまり信頼していなかった50mm F2で撮った結果がわりとよくて見直しました。デジカメと比較するとコントラストが高いですね。レンズ紹介も書き換えないといけないなあ。

調べてみたら1年半ほど今井町に行っていないので、今週末に散歩できたらいいなと考えています。1年半なんて本当かなあ、と考えてみたら、今井町の近くに以前友人が住んでいて、そこへ飲みに行ったんでした。写真は撮っていないけど行ってはいるんです。

フィルムはずっとトレビ100Cですが、私としてはもうちょっと彩度とコントラストが低くてもいいかな、と思います。レンズによって多少の差は出るでしょうが、特に光の強いこれからの季節、さらにその傾向は強まるでしょうから、センシアかアスティアを使ってみようかな。

ファインダー・スクリーンは方眼マット3400円、スプリットが3433円で落札されました。確かどちらも1680円(定価の2割引だったような)で買っていますから、大変にありがたいことです。

2005年5月28日(土)晴

ヤシカマット124Gの操作説明ページを作ろうといろいろと画像を撮ったんですが、ネット上にはわりと情報があるようです。まあ、他にあるから私が同様のものを作ってはいけない、ということはないですが、私のサイトだけが全てではなく、知りたい人はネット全体から検索するわけで、他にあるのにわざわざ作ってもなあ、という感じはします。

何度も書いていますが、古いカメラを買ったり使ったりするのにネットほど便利なものはありません。というか、ネットがない時代は店員さんか持っている人に訊くしかないわけで、今からは考えられないですね。私もいろいろとネットに助けられていますから、できるだけ還元したいとは思っています。所有しているカメラについての情報で、他にあまりないものはできるだけ多く載せていこうと考えるのも、そういう事情からです。

またブックオフのネタで恐縮ですが、ベスト・オブ・ディズニーというディズニー映画の主題歌、挿入歌を集めたCDを妹と一緒に買いました。ジャズでしばしば演奏される白雪姫の『いつか王子様が』"Someday My Prince Will Come"の原曲を知りたい、というのがほとんど唯一の理由だったんですが、全体的にいいです。

2005年5月29日(日)晴/曇

昼から今井町を散歩してきました。EOS-M42アダプタの試写を兼ねて。光のまわりがあまりよくなくて、デジカメで撮ったものを見るとあまりぱっとしません。

EOS50Eを使ったんですが、途中何度かミラーアップして止まるというトラブルに見舞われました。ネットで検索すると電池が消耗すると発生する、と書いてありましたが、今回はどうも違うようです。というのもレンズを外すと復帰し、発生するのはSMCタクマー28mm F3.5を取り付けたときだけだからです。前半は28mmで、後半はスーパー・タクマー55mm F1.8を使ったんですが、後半は一度もトラブルは発生しませんでしたから。ディスプレイの表示から調べると、マニュアルには「なんらかの理由でカメラが誤作動していると考えられます」と書いてありますが、そりゃそうだろうよ、という説明ですね。私はレンズの後部がミラーボックスのどこかに干渉しているんじゃないか、と考えています。

富田林を撮ったフィルムをスキャンして、いいものを載せようと思っていたんですけど、綺麗に取り込めないのでやめました。デジカメで撮ったものの方がよほど綺麗です。古い町並みの写真はあまり綺麗に撮りこめない傾向にあるようで、そうして考えると明暗差が大きく渋い色合いの写真が苦手なのかな。フラットな明るさで鮮やかなものはすごく綺麗ですから。

2005年5月30日(月)晴

イクシ・ディジタル300aは操作性も画質もいい、優秀なデジカメだと思いますが、今の基準からするとちょっと大きく重い。カメラは小さすぎても軽すぎてもダメだとは思いますが、それにしてもです。ここ最近はメインはフィルム・カメラ、イクシはフィルムで撮るほどのない画角をおさえたり、写り具合を試したいときに使う、というスタイルが定着しつつありますが、露出計とイクシを左右のポケットに入れると重いんですよね。

同200aは小さくてよさそうなんですけど、ほぼ同じカメラを買うのも嫌だしなあ。充電池とメディアを共用できる、という利点はあるにしても。

私の部屋は夏が近づくとすごく暑くなります。西向きでもないのに、なんでだろうと思うんですけど、窓を開けても暑い。狭いところにPC2台と暑苦しい男が存在するからかな。逆に冬は暖かいんですが、私は何より暑いのが苦手なので。

2005年5月31日(火)晴

私は古い町並みでいうと今井町と富田林が好きです。ひっそりしているので好きなんですが、その魅力をもっと一般的に「過剰さがない」と言ってもいいと思います。

観光地というのはよくも悪くも過剰で、以前にも書きましたが、公開されている町屋や洋館に入ると、これでもか、というほど説明のプレートや写真パネルがあって、建物自体のよさが分かりにくくなってしまいます。今井町の場合は、説明プレートは建物の外にひとつと、見るべきポイントにちいさいものがいくつあるだけ。建物の来歴など詳しいことは実際にそこに住んでいる人か、おそらくは市から派遣されているおばさん(ヴォランティアかそれに近い人だと思います)が直接説明してくれます。

市が所有している町屋にはひとつかふたつ花が活けてある。それは前から知っていて必ず撮っていたんですが、今回気付いたのは、それが必ず光が当たるところにおいてあること。しかも、その花が派手じゃなく控えめ。考えた人、活けている人に会って握手したいくらいですが、これがまたモノトーンに近い町屋の屋内で映えること。IGGWの今井町のページにもいくつか掲載していますが、上の画像は29日の散歩で撮ったものです。