2002年7月1日(月)

7月というと「夏」という感じがします。今日はすごくうっとうしい天気でしたが、盛夏のカラッとした晴れの日は嫌いではありません。まぁ、7月一杯は大学があるので、そうそう散歩には行けないでしょうが、8月9月は精力的に散歩したいと思っています。ちょっと妙な言い回しですけど。

日記のログが溜まってきて困ります。1年以上古いものは別ページにまとめようかと思っています。あまりに縦に並べていくと恰好悪いですから。今回のリニューアルの際に2001年のログを2ヶ月ごとにまとめてみました。特に頻繁に見るものではありませんから、多少見にくくても問題ないだろう、という判断です。邪魔だからといってなくしてしまうと不便なこともあるので、できるだけコンパクトにする、ということで手をうちたいと思っています。

明日も蒸し暑いみたいで、嫌ですね。

2002年7月2日(火)

ジャズ・スタンダードの邦題というのは味わい深いものがあります。今ビル・エヴァンズの"Moon Beams"というアルバムを聴いているのですが、収録されている8曲のうち"Stairway To The Stars"が「星へのきざはし」、"It Might As Well Be Spring"が「春の如く」と、2曲だけ邦題で記されています。

おそらくこの2曲は古くから親しまれている曲なのだろうと思います。村上春樹の邦題を扱ったエッセイにも、「昔の人は本当にマメに邦題をつけた」という記述がありますから、そういう時代の曲なのでしょう。

私は英語を排斥しようとは思わないですが、邦題もいいものだと思います。"Stairway To The Stars"を「星へのきざはし」と言われると、ぱっと意味が分かりますし、"Stairway"を「階段」と言わずに「きざはし」とするところに味わいが感じられます。あと、"I Can't Get Started"という曲は「云いだしかねて」という邦題だったと思いますが、これもいいですね。

そりゃ原題そのままの方が忠実なのかも知れないですが、私は邦題の方が好きです。分かりやすくて味わいがある。そういうのって少ないですよ。

2002年7月4日(木)

11月にちょっと研究して発表しなければならない機会があることは知っていたのですが、よく考えたらもうすぐじゃないか、ということに今日気付きました。まだ、どの作品を研究対象にするかさえも決めていない私の状態は、ヤバいとまでは行かないにしても、さっさと決めておかないといけないことは確かでしょう。そんなわけですので、せっせと太宰の小説を読もうと思っています。

私が管理しているいくつかサイトは、更新履歴がないという共通の問題を抱えています。作るのが面倒だというのが最大の理由ですが、やはり不便なので、全てのサイトの更新情報と概要を載せた全体のトップとなるページを作ろうと考えています。そこにブックマークしておけば、ひと目でどのサイトにどんな更新があったかが分かるようにしよう、という計画です。

デザインはひと通り考えてHTML化したので、タイトルを考えないといけません。しかし、散歩写真のサイト(IGGW)と日記サイト(ここ)、そしてジャズCDのリストという共通点があまりない三つのサイトを包括するようなタイトルはそうそう思いつくものではありません。難しい問題です。

2002年7月5日(金)

最近、頻繁にメモを更新するようになりました。ちょっと考えごとをして、何らかのカタチにまとまったらメモに書く、という習慣がついてきたのです。

それで滋賀県への旅行の話ですが、これはちょっとした思い付きで書いたのですが、意外と実現しやすいのではないかと考えています。メモに挙げた近江八幡を始めとする4つの町はそう離れていない上に、全て駅から近いからです。それでいて規模が手頃なので、1日に2ヶ所まわることも可能でしょう。ですから、1泊2日で行くことができそうです。余裕をもって、気に入ったところに2回行くとしても2泊3日で充分でしょう。滋賀県は自宅から遠いので、日帰りで何度か行くよりは時間的に有利でしょうし、費用という面でもそんなに差はないのではないかと思われます。

行くとすれば9月末。使いやすいカメラ・バッグを手に入れて、そこにお気に入りのカメラとレンズを詰め、涼しくなった中、古い町並みを散歩する、というのは考えただけでワクワクします。

2002年7月6日(土)

実は私はバイトをしたことがありません。ほとんどの学生はバイトをしたことがあるみたいなので、バイトをしてないと学生として半人前みたいな雰囲気が多少あるように思います。

しかし、太宰治が「諸君の位置」というエッセイで書いているように、学生というのは社会とはある意味で隔離された存在です。そのことは一方で不安定さを生み出すわけですが、他方、我々に自由さを与えてくれます。太宰は「いまは、世間の人の真似をするな。美しいものの存在を信じ、それを見つめて街を歩け。最上級の美しいものを想像しろ。それは在るのだ。学生の期間にだけ、それは在るのだ。」と書いています。私はその通りだと思います。「美しいもの」はその人にとってそれぞれだと思いますが、見えているうちに追いかけないと、学生生活は有限ですから、あれよあれよという間に見失ってしまいます。

ですから、私にはバイトなどしている暇はありません。大学生活の他には美しい町を散歩して写真を撮り、小説を読み、文章を書くことで手一杯です。労働は大学を出ればほとんどの人が嫌でもいなければならいなのですから。

2002年7月7日(日)

今日はメモにも書いたように、少し散歩しました。西宮と旧居留地のあたりを少しだけですが、久しぶりということもあって、楽しく時間を過ごすことができました。ひと月ぶりの散歩で散歩写真の楽しさを再確認した次第です。でも、散歩をしていると、暑さなんてどうでもいいことのように思えますね。

最近は50mmレンズが好きで、今日もニコンのヤツを持って行きました。前に旧居留地に行ったときは20mmで撮ったので、今回は焦点距離の長いレンズで細部をおさえておこう、という考えもありましたし、50mmレンズは使い方によって広角的にも望遠的にもなる(ということは、入門書には必ず書いてあることですが、最近実感としてその意味が分かってきました)ので、どのレンズにしようかと悩んだら50mmレンズを持つことにしているのです。

4日の日記に書いた、トップとなるページ(以後、扉ページ)のデザインがほぼ完成し、タイトルも考えました。あとは細部の調整だけで完成しそうです。扉ページの完成をもって、写真と文章の分離に始まった大々的なリニューアル計画はひと段落します。

2002年7月8日(月)

メモにも書いたOM-1ですが、このカメラはオリンパスのMF一眼レフで、1972年に発売されました。考えると30年も前のカメラなんですね。未だに魅力的だというのは、やはりコンパクトでしっかりしたボディ、露出計内蔵、機械式シャッター搭載という今でも充分に使える普遍性をもったシステムだからでしょう。

魅力的ではあるのですが、買ってしまうといろいろと大変なことがあります。新品であれば迷うことなく購入していると思いますが、30年も前のカメラなので不具合があったとしても修理は不可能でしょう。また、やはり経年変化は逃れられないですから、多少の不具合はあることを覚悟して購入しなければなりません。

Pentax MXという25年前のカメラを持っていますが、これも多少の問題があります。致命的ではないので使えるわけですが、やはり気になります。そういうカメラを2台も抱え込むのはしんどいですし、新しいマウントが増えるとまたレンズを揃える必要が生じますから、購入は控えようと思います。そのお金を散歩旅行に回したいと考えています。

2002年7月9日(火)

写真が仕上がりました。神戸は街自体が魅力的なので、誰が撮ってもそれなりになるという傾向はあるにしても、まあまあの出来でした。夜景もちょっと撮ったのですが、ライト・アップされていれば三脚なしでも撮れるようなので、また機会があれば試してみたいと思います(LINK)

昨日触れたOM-1ですが、購入しました(LINK)。昨日の日記は何だったのか、と思われる方も多いでしょうが、ほぼ不具合がなかったのだから買わない理由がなくなり、購入しました。出してもらって分かったのですが、店側が修理に出していて、プリズムの再銀蒸着からシャッタースピード調整、モルトプレン(遮光用のスポンジのようなもの)の張り替えまでなされていたのです。しかも、その修理がされたのは今年の5月。それで外観もピカピカです。これで3万2800円。これを買わない手はありません。

ただ、レンズはカビの除去がされているもののカビ跡が残っている、と修理明細には書いてあります。おそらく多少描写に影響するのもと思われます。ただ、もともとレンズは買い足そうと思っているので、そんなに大きな問題ではありません。これから試写をしてみようと思っています。

2002年7月10日(水)

せっかくペースの上がっていたメモの更新頻度が、サーバの不具合のせいで、ふたたび低下しつつあります。広告もないし無料ですし、素晴らしいシステムだと思うのですが、たまに調子が悪くなるのが玉に疵ですね。

先日、妹が友人に宇多田ヒカルの"Deep River"というアルバムを借りてきたので、MDに録音させてもらいました。興味本位だったのですが、すごくよくて、それ以来しつこく聴いています。ちなみに収録されている曲では「東京NIGHTS」が好きです。

私が聴くポップスは山下達郎とbird、そしてMONDAY満ちるくらいで、あまり流行っているものは聴かないで来ました。でも、宇多田ヒカルを聴いてみて、やはり売れているだけのことはあると思いました。小説と同じで、多くの人が賞賛しているものには、好き嫌いはあるしてそれなりに納得させられるものがあるのだと、今になって気付きました。恥ずかしながら。

2002年7月11日(木)

今日の帰り、最寄のバス停で降りるとすごい音が聞こえてきました。何かと思って空を見上げるとヘリコプターが飛んでいました。ヘリコプター自体は特に珍しいものではありませんが、あまりに音が大きいな、と思ってよく見たら、上空を4機も飛んでいるではないですか。しかも、同じところをぐるぐる旋回しています。それも比較的大きいヘリコプターで、何か不吉な予感がしたので急いで家に帰りました。

家の前で祖母がクルマの乗ったおじさんとなにやら話をしているのを見つけました。そこで祖母に「何かあったん」と聞くと、「発砲事件があったらしい」という返事。さきほどのおじさんから得た情報らしいです。こんな田舎で発砲なんてあるのかな、と思って半信半疑だったのですが、何らかの事件はあったのだろう、と思い、もうすぐ帰ってくる母と妹に気をつけるよう電話をしました。

6時過ぎのニュースによると、トラックと乗用車がどちらが道を譲るかでもめて、乗用車に乗っていた人が拳銃のようなものを発砲し、近くにいたミニバイクのおばさんに当たったそうです。手に弾が当たったようですが、そうひどい怪我でもないみたいでした。

私は天気がよかったので、帰宅後、先日購入したカメラの試写をしていました。発砲の怖さよりも、カメラの方が気がかりだったのです。でも、ヘリコプターから見たら、銀色で小さめの金属製の物体を手に持ってうろうろしている姿はすごく不審だったんじゃないか、と今になって思います。

2002年7月12日(金)

試写の結果ですが、まずはひと安心でした。特に問題はないようです。ある状況下では問題があるのかも知れませんが、そこまで試すことはできないので、これから使っていく過程で確認して行くしかありません。

OM-1とPentax MXはすごくサイズが似ています。後者が前者に対抗して作られたからですが、後発が有利かというとそういうこともないようです。どちらにも美点と欠点があるので、美点を生かす使い方をしてやればいいだけの話です。デジカメの欠点は憎むべき点のように思っていましたが、古い一眼レフの欠点は愛すべき点のように思えます。愛すべき機械はいいものです。

それにしても、昨日今日とわりと過ごしやすかったのに、明日からはまた蒸し暑いみたいです。何か金曜日に天気がよくて、土日は下り坂、というパターンが多いように思います。今週末もまた散歩に行けそうにありません。

2002年7月13日(土)

昨日一昨日と何か眠れなかったので、今日は思い切り寝ました。昼前に起きてご飯を食べたあと、夕方まで昼寝。そのせいで今日の夜は眠れそうにないですが、まぁ文章でも書こうと思っています。久しぶりにカメラについてちょっと。

IGGWに「祗園新橋」を追加しました(LINK)。久しぶりの更新です。桜の時期に散歩したのに。あと、夕陽ヶ丘のページが完成しつつありますし、神戸の旧居留地の写真も溜まってきています。やはり、発表する場所があるのはいいものです。散歩の行き先も決めやすいですし、写真を撮る意欲もさらに湧いてきます。

とはいうものの、最近は散歩に行っていません。早く夏休みが来ないかな。大学がセメスター制になって試験が終わってから夏休みに入るのは気が楽で嬉しいのですが、夏休みの始まりが遅くなったのは困ります。

2002年7月14日(日)

今日は昼前に起きてコンビニに昼ごはんを買いに行きました。私は冷麺を買ったんですけど、あの程度の味で儲かるのなら料理屋さんは苦労しません。普通のスーパーで売っているパック入りの冷麺(生麺とダシが付いているヤツです)を自分で作った方がよっぽどおいしい。まぁ、自分で具材も用意して調理する手間はあるにしても、そうした方がいいように思います。

あと、午後から図書館に行きました。メモにも書きましたが、OM関連の本を探しに。うちの町の図書館はカメラ関連の書籍が充実していまして、大変重宝しています。予想した通り「使うオリンパスOM」という本があったので借りてきました。現行品ではないレンズの解説などもあり、わりと有意義な本です。これくらいの内容なら、自分で買って手許に置いておく方がいいかも知れません。

明日は天気が下り坂みたいです。気温も高いので、蒸し暑いことが予想されます。早く梅雨が終わらないかなぁ。ついでに学校も終わらないかなぁ。

2002年7月15日(月)

本格的にカメラ・バッグが欲しくなってきました。実は今月中に購入するつもりだったのですが、OM-1を買ってしまったために買えなくなってしまったのです。

前にも書きましたが、散歩に行くたびにカメラ・バッグで悩むというのはどう考えても無意味です。そんなことを考えている暇があったら、散歩のプランを練るなり、早く寝るなりした方が有効なのに決まっています。

しかし、なぜカメラ・バッグ選びはこんなにも難しいのでしょうか。人によって入れるもの(カメラやレンズなどですね)と撮影スタイルが固定的であり、それによって必要となるバッグの形態が固定されるのにも拘らず、カメラ・バッグのヴァリエーションが限られているからではないか、というのが私の仮説なのですが、それが当たっていようがいまいが、適当な価格で適当な使い勝手とデザインのカメラ・バッグに出会えずにいる、という事実に変化はありません。しつこく探すしかないようです。秋までには見つけたいものです。

2002年7月17日(水)

奈良町に行った帰りに、ちょっと奈良公園に寄ったりするのですが、あそこはいつも人が多いです。修学旅行生らしき学生の大群とか、子供連れとかで混雑しています。

私も子供の頃、何度か家族で奈良公園に行った覚えがあります。奈良公園といえば必ず鹿さんがいるわけで、出会うと「かわいー」と言ったり、言わずに心の中で思ったりします。しかし、鹿が寄ってくるとすごく怖いのです。何でか知らないですけど、怖い。「噛まへんて」と親に言われるし、そうなんだろうけど、怖い。鹿せんべいをあげようとして恐る恐る鹿の顔の前に手を伸ばすものの、かぷ、と鹿が噛み付いたところでびっくりしてせんべいを落としてしまうのです。今でも子供連れを観察しているとこういう光景が見られるので、みんなそうみたいです。

本物の鹿は怖いのに、ビニール製でタイヤが付いていて、ひもで引っ張るようになっている鹿のおもちゃは何故か欲しいのです。買ってくれないと泣いたりします。男の子用の青と女の子用のピンクがあって、私と妹でそれぞれ買ってもらって、引っ張って帰ったりしました。家に帰るとすぐに飽きるんですけどね。

特に意味のない回想でした。

2002年7月18日(木)

今日、専門の授業に出ると8月末までにレポートを提出する必要があることが判明しました。てっきり試験もレポートもないと思っていただけに、がっかりです。まぁ、嫌いな内容じゃないですし時間的にも余裕的があるので、気を取り直してさっさと片付けてしまおうと思います。太宰を扱う方向で。

7月の始めに何度か触れた扉ページが完成しました(LINK)。タイトルは「ダンス・ステップ」。これまた村上春樹の小説「ダンス・ダンス・ダンス」の主人公のセリフから取りました。

このページを見るだけで、IGGWと当サイトの日記以外の更新情報が分かるようにしています。また、メモにも直接行けますし、それぞれのサイトの紹介もちょっとしてあります。

今、50mmレンズについての文章を書いています。語り尽くされた感のあるテーマなので、いかに新しい視点を得るか、というあたりが難しいところです。

2002年7月19日(金)

天気予報を見ると土日ともに天気は悪くないみたいです。メモで危惧したようなことはなく、嬉しい限りです。宇治にでも行こうかな、とは鵜飼のことを扱っているテレビを見てふと思いましたが、まぁ宇治ではないにしてもどこかには行きたいものです。

アクセスログを見ていると昨日完成した扉ページ(LINK)から来ている人は少ないみたいです。まぁ、毎日この日記を更新していますし、IGGWに更新があればここに書きますから、当サイトを見ていただいている人にとっては、特に必要はないですからね。

そこで、扉ページにワン・アンド・オンリーの魅力を持たせるための企画を考えようと思っています。今、日記を書きながら考えたのですが、散歩後すぐ、いくつかの画像とともに散歩した町の印象を載せるのが一番簡単で、かつ意味もありそうです。ただ、フィルムで撮っていますから、散歩に言ったその日に載せるのはちょっと無理です。といってデジカメを持っていくのも億劫ですし。まぁ、いろいろと考えてみます。

2002年7月20日(土)

メモにも書きましたが掃除をしました。平日はだいたい窓を締め切ったままなので、部屋中を綺麗にして窓を開け放つとすごく気持ちのいいものです。特に今日みたいに晴れた日には。ただ、暑いので床を雑巾で拭いたりすると汗がどんどん出てきます。

最近、ラップトップPC用の机ではなくて、メインの机の上にThinkPadを置いて使うことが多くなりました。PC用の机はぎりぎりの広さである上に正面が壁なので、窮屈なのです。メインの机はすごく広いですし、窓に面しているので昼間はすごく気持ちがいいのが魅力です。町並み写真のサイトなどを見ていると、散歩したいなぁ、という気になります。

明日は暑いらしいですが、天気はいいみたいなのでどこかに行こうと思っています。今井町が近くていいんじゃないか、と思っています。行くのも2回目なので、前の経験を活かして有効に見て回れるでしょうし。

2002年7月21日(日)

今井町に行ってきました。今回は今井まちなみ交流センター「華甍」というところで説明(今井町の成り立ちや公開している住宅の情報など)を受けてから歩き始めました。無料で地図までもらえるので、すごくお得です。今井町に行かれる機会がありましたら、まず訪れることをお勧めします。

綺麗な町並みの中で人々が普通の生活をしている、という感じの町なので、静かで観光地ぽくないのが魅力です。今回は無料公開している住宅(旧米谷家と今井まちや館)に入ったので、写真は室内ばかりになりました。前回は町並みや建物の外観をメインに撮りましたから、今回はそういうのもありかな、と思って。

でも古い商家というのは本当に作りがいいですね。今の高級住宅なんて目じゃない、という感じです。だいたい、家具調度にお金をかけるのが「高級」というイメージがありますが、私はそういうのは好きじゃありません。あんな家を建てたいなぁ。

2002年7月22日(月)

今井町の写真はわりと綺麗に撮れていました。今回も50mmレンズで撮ったのですが、今井町に行くのは2回目なので、気になる細部をポツポツと撮っていく、というスタイルに合っていたと思います。一枚写真をアップしておきます(LINK)。これで今井町の写真も溜まってきたので、IGGWに追加するべく資料を探そうと思っています。夏休み前半にはアップしたいと思います。

メモに書いたトートバッグはわりと使いやすいです。背中も暑くないですし、こぶりなわりにはわりとものが入ります。また、携帯などの小物を入れるポケットもあってすごく便利です。何にしても1900円というのが素晴らしい。こういう感じの、安くて使いよいカメラ・バッグが欲しいなぁ。

もうそろそろ夏休みです。行きたいところはたくさんあるので、近場から精力的に散歩したいと考えています。そのついでにIGGWの更新ペースも上がると嬉しいんですけどね。

2002年7月23日(火)

今日で前期が終わり、明日から夏休みです。8月末までのレポートや9月末の集中講義、後期の発表に向けての調べものなどをこなす必要はありますが、一応はひと段落です。

ところでOM-1用のレンズを買おうかと思っています。ただ、オリンパスにまで手を広げるとは思っていなかったので、ペンタックス用とニコン用のレンズで主要なものは揃えてしまっています。具体的には20mm、28mm、35mm、50mm、55mm、105mm、135mmの7種類を所有しています。望遠側に弱いラインナップですが、私は広角から標準域がメインなので、これからも望遠レンズを購入する気はありません。といって、広角レンズにも特に欲しいものはありません。そこで、やはり標準レンズかな、と思っています。OM-1には古いモノコートの50mmF1.8が付いていたので、新しいマルチコートのF1.4にしようか、あるいはマルチコートのF1.8が1万円以下で手に入るので、新旧の差を調べてみるのも面白いかな、と思っています。

カメラを使っている人にしか分からない話題ですけど。

2002年7月24日(水)

夏休みに入るとメモの更新頻度が落ちそうです。ほとんど家にいるので、書くべきことなんてほとんどないですから。携帯は手許にあるんですけど。

あとOM用のズイコーレンズですが、中古を扱っているところが少ないみたいです。よく行く中古カメラ屋さんには2本くらい、しかも私には興味のない望遠レンズしかなかったので、いろいろと探してみました。するとJR大阪駅のコンコース近くにある八百富写真機店にたくさんあることが判明しました。また、梅田にはいろいろと中古カメラ屋さんが数多くあるみたいなので、レンズを探しに今度ぶらぶらと歩いてみようと思っています。

最近、暑くて朝早くに目が覚めてしまいます。健康的でいいじゃない、と思われる方もいるでしょうが、残念ながら午前2時か3時くらいに寝ているのに、7時くらいに目が覚めるのでたまったものではありません。朝晩だけでも涼しいといいのにな。

2002年7月25日(木)

昨日、メモの更新頻度が落ちそうだ、と書いた途端に3回も更新しました。テキトーなことを書いているつもりはないのですが、日記と現実とが裏腹になる傾向があるみたいです。散歩をしようと思う、と書いたのに、結局行けなかった、というのはよくあることですし、最近は買わない、と断言したカメラを買うことにもなりました。単に私の意志が弱いだけかも知れないですけど。

そのメモにも書きましたが、奈良町のページをリニューアルしました。以前からしようしようとは思っていたのですが、リニュというのは労力のわりに効果が見えにくいので、ついつい後回しにしてしまう傾向があります。ただ、こうして地道に少しずつでもクォリティを高めていくことこそ大切なのかも知れません。

山と渓谷社から出ている「小さな町小さな旅」シリーズは本当に素晴らしい本です。私はこの本のWeb版を作りたいと思っています。ガイドブックとして有用であるばかりでなく、写真のクォリティが高く文章もしっかりとしているので、積極的に読みたくなりますし、読むと必ず散歩したくなります。

2002年7月26日(金)

今井町のページをIGGWにアップすべく、火曜日に大学の図書館で資料を借りて、ネットでもいろいろと検索をしています。有名なだけあって、「今井町」というキーワードでGoogle検索をかけただけで、3030件もヒットします。もうちょっと絞り込み検索をして、面白そうなところを見てまわると、きっちり調べてあって、綺麗な写真の揃ったページが多いことに気付きます。

やはり、作るからには他にはないものにしたいので、どういうカタチで紹介しようか考えているところです。写真をピックアップするにも、紹介し方を決めないとどうしようもないですから。

ただ、サイトに載せる、という基準をもうけて写真を見ていくと、あまりいいものがなかったので、もう一度くらいは散歩しないといけないのではないか、とは思います。近いですから、夏休みの終わりくらいに行こうかな。

2002年7月27日(土)

ハードディスクが壊れて保存していたデータが全て失われた、という話はたまに聞きます。幸いにして私は未経験ですが、備えあれば憂いなし、というわけで、こまめにZipという時代遅れのメディアにバックアップしています。他人から見ればほとんど価値のない文章と写真なのかも知れないですけど、私にとってはカメラの次くらいに大切なものですから。

備えあれば…ということでは「もし火事になったら何を持って逃げるか」を考えるのはわりと興味深いですし、いざという時には役に立つのではないかと思います。

私の場合はカメラとPCです。これがなくなったら、私は生きる気力の90%程度を失うと思います。ただ、全てのレンズは持てないでしょうから、常用するレンズと高価なレンズは手前に置くことにしています。いざとなったら飛び起きて、手近にあるカバンにPCとカメラ類を入れて家を飛び出るのです。

みなさんはどうなものを持って逃げますか?

2002年7月28日(日)

今日の昼間、未整理だったカメラ関連のブックマークの整理をしました。よさそうなサイトがあると、一応入れておこう、という感じで追加して、そのままになっていることが多いので、定期的に整理しないと見たいときに「あれはどこに入れたっけな」ということになります。検索サイトがあるので、そんなには困らないですけど、まぁ無駄な労力はできるだけ省いた方がいいですから。

ブックマークはしたもののタイトルだけでは内容が分からないサイトが出てきますから、ひとつずつそれをチェックしていました。どうでもいいサイトを削除したり、内容が分かるように名前を変えたりしながら。

だらだらと見ていると、カメラを整備して再塗装してくれるところのサイト(LINK)を発見しました。これがすごく綺麗。鏡面仕上げのブラック・ペイントなんて、もう実用品の域を超えています。ただ費用について明記されていないのが怖いところではあります。オリンパス・ペンSのブラックなんていいなぁ。

2002年7月29日(月)

懐古趣味というのは、悪しき傾向みたいに言われることが多いですが、本当にそうか、ということを最近よく考えます。

全てのものはどんどんと画一化され、無機質になっていくのではないか、という気がしてなりません。アメリカ車までもがドイツ車化し、カメラは便利だけど楽しくないものになっていきます。そういうものだ、仕方ないんだ、と受け入れることも大切かも知れないですが、いや、そうじゃないんだ、私はこんなものを求めていないんだ、ということをもっと主張すべきではないかとも思います。

昔のコンパクト・カメラには、驚くほどに質感が高く、使いやすいものがあります。レンズも高性能ですし、ファインダーも見やすい。現在のコンパクト・カメラの市場が縮小するのも無理はないと思います。写っていればいい、というユーザー層はデジカメに任せて、フィルム・カメラはもっと趣味的なものを作った方がいいと思います。3万円弱で魅力のないものを作るよりも、5万円くらいでレンズ性能と質感の高いものを作った方が売れるんじゃないかな。私なら買います。

2002年7月30日(火)

去年の今頃の日記で触れて、メモでも書いたりのですが、8月1日はPL花火芸術があります。世界一の規模らしいです。12万発が打ち上げられるそうです。宗教法人は儲かるんだなぁ、というようなことを言うのはやめようと思います。

ナイアガラなどの低い位置での花火は見えないですが、それ以外の打ち上げ花火はだいたい家から見えます。ですから、小学生の時はヴェランダにゴザを敷いて、机も出して、友人も見に来たりしました。わりと一大イヴェントとして盛り上がっていたわけです。

朝の9時くらいから、着火実験でもしているのか、バンバンと花火が打ち上げられます。日が高いので煙しか見えませんが、「今日は花火の日だ」という実感が湧き、午後8時前から始まる本番への期待が高まります。そして、その日はずっと「早く夜にならないかな」と思いながら過ごすのです。

そして、7時半過ぎくらいからはヴェランダに上がって待ち、8時前の始まりを知らせる連続打ち上げ花火が上がると、まわりの家々からも「おぉー」という歓声が上がります。

高校生になってからは、最初から終わりまで食い入るように見ることはなくなりました。最後だけちょっと見ておしまい。花火に対する情熱はいつ失われたのかなぁ。

2002年7月31日(水)

昨夜は眠れなかったので、徹夜しました。次の日に大学があるのなら眠る努力をしますが、今日はどうせヒマなので。結局昼前から猛烈に眠くなり、それ以降ずっとボケっとして生活することになってしまいました。あんまり徹夜なんてするもんじゃないですね。何もせずに過ごしてしまう。

メモにも書きましたが、文章を追加しました。文章→写真・カメラ関連の一番最後「50mmレンズの使いで」です。興味のない人には全然分からないとは思いますが。

秋になったら滋賀県に散歩しに行こうと思っているので、電車賃を調べました。天王寺から近江八幡まで1620円だそうです。わりと安いですね。所要時間は1時間半弱なので、家からでも2時間ちょっとで行けそうです。でも、ふと考えたら、接続が悪い平日の昼間だと大学まで2時間くらいかかるんですよね。何か悲しい。

まぁ、何にしても滋賀県には日帰りでも充分行けるみたいで、嬉しい限りです。泊まるとかかるコストが一気に上がりますから。