2002年6月1日(土)

先週末にスライド書棚をふたつ購入しまして、明日届くことになっています。私の部屋の隣にもうひとつすこし小さめの部屋があるのですが、そこはものと本とでひどい状態になっているので、そこにひとつ書棚を入れて綺麗な書庫にしよう、というのと、もうひとつの書棚を父の部屋に入れて収拾がつかないようになっている大量の本を整理しよう、という目的で購入しました。

隣の部屋を掃除するといらないものが大量に出てきました。昔作ったプラモデルや、壊れかけたラジコンなど、埃をかぶった「こんなものなんで捨てなかったんだ」というものがたくさん。ただ、自分で買ったものはすっぱりと捨てられますが、買ってもらったのは完全に壊れていない限り捨てられなくて、結局ラジコン2台はスペースを作って仕舞っておくことにしました。

今日東急ハンズに行って、よさそうなシャープペンシルを探していたのですが、あいにくありませんでした。ファーバー・カステルの1.4mm芯のものにはちょっと心動かされたのですが、5000円だというのと1.4mm芯の使い勝手がよく分からないので購入は控えました。

0.9mmあるいは0.7mm芯用でデザインも使い心地もいいシャープ・ペンシルが欲しいので、また探してみようと思います。

2002年6月2日(日)

昨日書いたようにスライド書棚が届きました。届いたのは夜の7時過ぎだったのですが、昼頃に起きてから片付けをし、掃除をし、不要になった家具を下の階に下ろしと大変でした。散歩でもこれだけ体力を消費することは少ないだろうと思うくらいに疲れています。家から一歩も出ていませんが、歩いた距離は相当長いと思います。

しかし、隣の部屋はすごく綺麗になり、自分の部屋から雑誌をいくつか移動できた上で、書棚にはまだ空きがあるくらいなのですから、疲れた甲斐があるというものです。この調子で今度は自分の部屋を綺麗にしようと思っています。

IGGWの方に写真をいくつかアップしようと考えています。今あるような長い説明文を添えたものにはできないけれど紹介はしておきたい、というところがいくつかあるので、それを公開するための手段です。具体的には4ヵ所くらいになると思われますが、いつアップするかは未定です。できれば夏休みが終わるまでには、とは思っていますが。写真のピックアップは簡単なのですが、文章を書くのが面倒なのです。調べものもしないといけないですし、それを引用するだけだと面白くないですから。

突然話は変わりますが、ニコン用のコンパクトなレンズが欲しいな、と思っている今日この頃です。手許にある叔父さんからもらったレンズをメイカーで点検・調整してもらうのが一番安上がりかな。

2002年6月3日(月)

暑い暑いと思っていたら30度を越えていたみたいです。これくらいの気温になると外でご飯を食べられなくなるので困ります。うちの大学の食堂は座席数が少ないので、私は弁当を買って適当な場所で食べることにしていて、これが気持ちいいのです。わざわざ山の上にある大学に行くんだから、そういう楽しみでもないとね。

あと、授業中にホトトギスが鳴いていました。鳴声が「テッペンカケタカ」あるいは「テッペンハゲタカ」と聞こえるらしいので耳を澄ましていたのですが、私には「テッペンカケタ」としか聞こえず、最後の「カ」はどこに行ったのでしょう。昔は静かだったから、聞こえたのかな。こういうのも山の大学だからこその楽しみではあります。

昨日書いた通り、IGGWの方に写真をいくつかアップしようと考えてるので、一昨日と昨日の夜に使える写真を探していました。あまり多くすると横に沿える文章の量が増えて面倒なので、4枚くらいがいいですね。4ヵ所くらいアップしたい、と書きましたが、具体的には祇園新橋、丹波篠山、清荒神、夕陽ヶ丘になりそうです。

今日大学でカメラ雑誌を読んでいると「曇の日の写真の撮り方」というような特集がありました。曇の日はコントラストが低下するのでしっとりした描写ができる、とか、空は出来るだけ入れないように、という内容で、考えることは誰も同じなんだな、と思いました。やはり青空という背景ほど素晴らしいものはありません。

2002年6月4日(火)

私はフィルム現像の際にフジカラーCDにしてもらうことで、ディジタル画像を手に入れています。フィルム・スキャナより安価で気楽な上に、画質も悪くないのでわりと気に入っているのですが、CD-ROMが溜まってくるのが問題です。PC2台にバックアップしていますから、捨てても実際的な問題はないことは分かっているのですが、捨てられず、防湿庫に入れて保管しています。まだ30枚くらいだから問題なく収まっていますが、これが100枚を超えてくると収納場所にも困ることになりそうです。その時には捨てることになるかも知れません。

最近、コンパクトな標準レンズに魅力を感じます。「標準レンズ」は「焦点距離50mm付近のレンズ」を意味しますが、その使いやすさが分かってきたので、F1.8くらいでコンパクトなものがあれば、ほとんどそれ1本で行けるんじゃないか、という気がしています。ニコン用に50mm F1.2という明るいレンズを持っているのですが、これが重いのです。ペンタックス用もF1.4と明るめなので、わりと重いですし。ただ、あまりに小さいと操作性に難が生じますから、大きさのバランスは重要です。

木曜日は専門の授業が休講なので、さる友人とどこかに行こうと思っています。できればヨドバシに行ってBESSA-R2を触ったりしたいのですが、彼はカメラに興味がないのでどうなりますことやら。

2002年6月5日(水)

アップルがeMacという廉価な一体型コンピュータを発売しました(LINK)。17インチのフラットCRTを搭載しているので大きめですが、安くでG4システムを手にできるメリットは大きいと思います。iMacのような斬新さはありませんが、堅実なMacとしてはいいんじゃないでしょうか。

私はずっとWindowsユーザーですが、以前からMacには興味があります。次はiMacでもいいかな、と思っているくらいです。その理由は、Windowsと比較して、ものとしての魅力が圧倒的だからです。WindowsがMacOSをパクったとか、どちらが使いやすいかという議論に興味はありません。パクろうが何をしようが、Windowsがメインストリームであることは事実ですし、慣れればどちらでも難なく使えますからね。

ものとしては圧倒的にMacが魅力的ですから、Windowsに対する拘りのない私としては、Macが気になるのはごく自然なことです。

IGGWに写真をアップするために必要なHTMLファイルが完成しました。文章はまだなのですぐにアップはできませんが、そんなに時間はかからないと思います。逆に文章のスペースが小さいぶん難しいかな、という気もしますが、1回目のアップは祗園新橋と夕陽ヶ丘になる予定です。

2002年6月6日(木)

今日はさる友人と梅田に行ってきました。ヨドバシに行ってBESSA R2の実物を触るのが最大の目的でしたが、問題なく達成されました。横に前モデルである同Rも置いてあったので、その差をじっくりと検証することができました。結果ですが、予想した通りBESSA R2の前でRの魅力は安さだけです。安さというのは、言ってしまえばその時限りのメリットですから、私はちょっと無理をしてでも納得行く方を買うべきだと思っています。愛着も違いますし、結果として写真のできにもいくらか影響すると思います。でも、レンズ込みで実売価格10万円は高いですね。欲しいけど買えない。それに今更カメラを増やしてどうする、という気もします。

メモにも書いたように、中古カメラ屋さんをいくつか発見したので、見ていたのですが、中古カメラ屋さんは精神を著しく不安定にする効果があることが判明いたしました。苦労して抑えているカメラ系物欲が、むくむくと頭をもたげてきて、1万円以下でわりと程度のいいレンズがあったりすると、買いそうになってしまいます。今日も2度くらい、このレンズは買ってもいいんじゃないかな、と思いました。財布にお金が入っていたら買っていたかも知れません。

それにしてもレンズというのはそれ自体が魅力的ですね。コンパクトで作りのいいヤツを見ると、特に安かったりしたら、ついつい欲しくなってしまいます。

2002年6月7日(金)

よく考えたら、ちょうど昨年の今日は「はしか」による9日に及ぶ入院生活が終わった日、すなわち退院した日です。詳細は昨年の6月7日の日記を見ていただければ分かりますが、それにしても大変でした。実際の話40度の熱が続いた時は、もしかして死ぬんじゃないか、と思いました。いや、冗談じゃなくて。

そのときはまだラップトップPCを持っていなかったので、病状が安定してからは暇で暇で仕方なかったことを覚えています。他人にうつるといけないから、という理由で個室でしたから、誰かと喋ることもできない。だから、朝からテレビを見続けていました。ワイドショーは今の目で見ると救いようがないほどにどうでもいいことばかり放送していますが、暇つぶしとしては素晴らしい効果を発揮してくれました。どういう事件があったのかは忘れましたけど。

最近機械式シャッターのカメラにしか興味がなくなりました。機械式だから電池がなくても動く上に、部品がなくなっても調整しやすいですし、基本的に丈夫なので長く使い続けることができます。私は気に入ったものをずっと使うのが好きなので、Pentax MX、New FM2共々、とことんまで愛用したいと思っています。部品がなくなったら修理できない、というカメラには耐えられません。だからサイト名を「機械式カメラ・エンスー」にしようかと思っているくらいです。

2002年6月8日(土)

近所に個人がスペースを借りてものを置いておく形式のフリーマーケットができたので行ってきました。カメラでもあれば面白いのにな、と思っていましたが、残念ながらそれはありませんでした。アクセサリーや服、食器、そしてバッグやCDなど多かったように思います。あと、PCのサポートをします、というサーヴィスを売るタイプのものもあって、これなら私もできそうですが、信頼が大切ですから、他人対他人というのは案外難しいんじゃないかと思いました。やはりスクールみたいなものじゃないとダメじゃないか、ということです。友人なら信頼関係はありますが、この場合はお金は取れないですから。ちなみに私は井上陽水のCDが500円であったので購入しました。

それでスペースを借りる費用は月2000円だそうです。そして商品が売れると1割は店に手数料として支払い、残りの9割が借主の収入になります。いらなくなった本がたくさんあるので、それを売るのもいいかな、とは思いますが、それで2000円のもとを取るのは大変そうです。誰かと共同で借りるといいかも知れませんね。

明日は久しぶりに真夏日ではないらしいので、散歩に行きたいな、と思っています。中之島あたりを洋風建築群を見ながら歩くのも面白そうなので、そのあたりか、久しぶり(昨年の6月以来)に今井町というのもいいな、と思います。何にしてもどこかには行きたいものです。

2002年6月9日(日)

メモにも少し書きましたが、兵庫県に行ってきました。散歩というよりも、街をちょっとぶらぶらするだけだったので、カメラは持って行きませんでしたが、たまにはこういうのもいいです。カメラがないと散歩できないわけではないですから。

何にしても今日は天気がよかったのが嬉しい。歩くと汗ばむ程度の気温はありましたが、風は爽やかでしたから、全然歩くのが苦になりません。水曜日くらいから梅雨入りするらしいので、今日みたいな日は9月まで「おあずけ」になるかも知れませんね。梅雨が終わって夏が来て、暑さが残って、9月末くらいになるとやっと爽やかな日がぽつぽつ出てくる、という感じですから。

携帯電話を機種変更してから頻繁にメイルをしたり、天気予報を見たりするようになりました。ただ、携帯電話に万単位/月のお金を払う気はさらさらないので、せいぜい3000円/月くらいものですが。しかし、携帯電話の操作性についてはもっと語られるべきだと思います。以前使っていた携帯は使いにくい代物で、メイル一通送るだけで嫌になるくらいでした。そんなわけで、携帯電話とは仲良くなれないのかな、と思っていたのですが、機種変更をしたらこれがすごく使いやすい。システムが変わったのが最大の理由だと思います。ですから、店頭には実際に動くサンプルを置いておいて、実際に使い勝手を確かめられるようにすべきだと思います。

2002年6月10日(月)

昨日の深夜、木曜日に専門の授業で発表しなければいけないことを思い出しました。一週間休講で抜けていたので、すっかり忘れていたのです。でも、気付いたのが昨日でよかった。これが水曜日だったりしたら、どうしようもないですからね。

授業で扱う作家の本を貸してもらっているのですが、今回私が担当した作品は収録されていません。ですからコピーを配布してもらっていたのですが、旧字体である上に字が細かくて読む気が失せるような代物なので、今日大学の図書館で探してきました。大き目のハードカヴァーで、ちょっと重いですが、新字体だし字も大きいのでこれで読みやすくなりました。帰り道でも少し読んだので、明日中には楽に読み終えることができそうです。読了し次第、論を組み立てて行きたいと思っています。2回目なので、そう安易なものではダメでしょうから。

前にも書いたような気がするのですが、最近必要に駆られて週に2作品は小説を読むようになりました。読み始めるまでは「なんで興味のない作品を読まなきゃいけないんだ」と思っているのですが、読み始めるとさすがに面白いので、さらっと読めます。村上春樹以外ほとんど知らなかった私は、太宰治、志賀直哉、中上健次、島田雅彦や川端康成など有名だけど読んだことのない作家の小説を読みつつ、この小説家はこんなのを書いてたのか、面白いじゃないか、と毎週思っている次第です。

2002年6月11日(火)

このサイトは日記がメインになりつつあるので、日記サイトとしてリニューアルしようかと考えています。普通のエッセイとCD紹介は置いておくとして、カメラ関連の文章はIGGWの方に移そうかと思います。シンプルかつ、読みやすく、しかも恰好いいものにしたいですが、いいデザインはそうすぐに出てくるものでもなくて、考え続けてると何かに触発されて方向性が決まったり、何かの拍子にいい案が浮かんだりするものなので、これから「サイトをリニュすべくデザインを考えるんだ」という姿勢でいたいと思います。

思い返せば、というか単に書くネタに困って古い日記を見ただけですが、昨年の今日New FM2を買いに走ったのでした。詳細に興味のある方は昨年の日記と(LINK)を読んでください。リストによるとこの1年でNew FM2は14回出動し、378枚の写真を撮ったようです。どうでもいい情報ですが。

今日、大学帰りのバスで深い眠りに入ってしまったために、ふたつ向こうのバス停まで行ってしまいました。しかも運悪くひどい雨で、ボトボトになりながらとぼとぼと歩いて帰ってきました。バスが発車したことは記憶しているのですが、その後完全に眠ってしまったみたいで、次に周りを見たときにはあまり見たことのない風景が窓外に広がっていたわけです。

2002年6月12日(水)

サイトの話ですが、IEのみをターゲットにして、いろいろと面白い動きを実現しようかと考えています。レイヤーを使ってサクサクと切り替えられるタブみたいなのにしても楽しいでしょう。そして、できれば自分の写真を使いたいと思っています。あと、タイトルも変更しようと思っています。カメラ関連の文章を分離するわけですから、当然です。それで今回は日本語タイトルにしようと思っています。具体的な候補があるわけではないですが。

全体としてメニューを減らすので、こじんまりとしていてすっきりとシンプルなサイトにしたいと思っています。あと、日記の長さをその日の気分によって変えられるように。これは一定の長さじゃないとデザインが崩れるので、毎日大変なのです。長くなったら切り詰めないといけないし、短いときは無理やり長くしないといけないし。

色使いはIGGWとの兼ね合いもありますから、白ベースに黒文字、アクセントは赤、というのは動かせないように思っています。やはり文章を読ませるサイトにおいて、白に近い色を背景として、黒に近い文字で文章を書く、というのがいいと思っているのです。毎日更新しますから、日記はトップに置くべきでしょう。

さる友人に、そろそろリニュしたら、と言われたのがきっかけで、こんなことになっいるのですが、どんどん乗り気になってきました。癪だけど、まぁ仕方ないですね。

2002年6月14日(金)

木曜日の発表は、わりと上手く行きました。来週は発表で扱った作品について書かれた文章を読んでそれについてまとめ、自分の感想も付け加えて発言しないといけないのですが、発表よりは楽ですから。

メモでも触れましたが、ゼミをどちらにしようかで悩んでいます。近代日本文学を研究したいとは思っていて、それに変わりはありません。しかし、そのふたつのゼミでは研究手法に差があるのです。当初は一方のゼミの手法が私には合っているだろうと考えていたのですが、授業を受けていく過程で、どちらにも美点はあるし欠点もあるから、結局はどちらでもいいんじゃないかと思うようになったわけです。そうすると、ゼミは人数が少ない方が卒論指導もちゃんとしてもらえそうだし、楽しそうだな、と考えたりするわけです(当初入ろうと思っていたゼミは人数が多くなりそうなのです)。ただ、もう一方の方の詳細は全くと言っていいほど知らないので、今度教授に「こんなことしたいんですけど、できますか?」と聞いてみようと思っています。再来週までには所属ゼミを決定しないといけないみたいですし。

梅雨入りしたというのに雨があまり降りませんが、散歩には好都合です。日曜日は若干気温が低いようなので、できるなら散歩したいと考えています。今井町を20mmレンズで撮るのも面白いかな、と思っていますし。

2002年6月15日(土)

昼前に起床し、最近土曜日恒例となりつつある掃除をしました。窓を全開にして風を通し、積もった埃を雑巾で拭いて床を掃除機でひと通り掃いて、最後は床を水拭きして終了。週に1回掃除するので、とくに汚れているところもなく、だいたい1時間くらいで終わります。

私がわりと部屋を清潔に保つようになったのは、PCを買ってからです。それまではもう、埃は積もり放題、ものはなくなり放題のひどい部屋でした。それが、忘れもしない1997年の2月2日、駿台(予備校)の試験が終わった後、父と日本橋に行ってIBMのAptivaを買ってもらいました。そこに至るまでに、どの機種がいいか、メモリはどれくらい積むべきなのか、というような情報を得るべく雑誌を読んだりしているわけですが、その過程でPCは埃に弱いことを知り、今のままの部屋ではいけない、と思い大掃除していたのです。それ以来、掃除が習慣化していて、たまにはひと月くらいしないこともありますが、比較的綺麗な部屋を維持しているのです。

話は変わりますが、夜になってサイトのデザインを考えました。いくら考えても以前作ったものに似たものしか思いつかないのが困ったところです。画期的な使い勝手とデザインを有するものを作りたいので、これからも試行錯誤は続きます。夏休みくらいまでには、とは思っていますが、どうなりますことやら。

2002年6月16日(日)

今日もどこにも行きませんでした。昼過ぎまで寝ていたのと、特に天気もよくなかったのが主要な理由です。やはり、大学に行くようになると土日は睡眠時間補給に費やされてしまい、そう頻繁には散歩できなくなるようです。天気のいい平日に授業を全てパスして散歩するのが一番いいように思います。

昨日に引き続きサイトを作っていました。ひとついい感じの案を思いついたので実際に作ってみたのですが、いろいろと問題が出てきたために、ふりだしに戻りました。いろいろと調整すれば使えないことはないのですが、特に気に入ったものでもないし、時間をかけて調整するよりは作り直した方がいいや、ということです。それにしても今回は時間がかかります。メニューを日記とメモだけにしてしまって、一画面で完結するようにしようかな、と思ったりします。

手許にニッコールレンズのカタログがいくつかあります。発行された時期が違うので、技術紹介やラインナップ、作例写真などに変化があり、仔細に見ていくといろいろと発見があります。このレンズの性格からすると、新しい作例の方がいいな、とか、APS一眼レフのレンズは減っていく傾向にあるな、とか、新しいカタログでボディ別の対応レンズ一覧がなくなったのは不便じゃないか、とかそういうことです。できることならMFレンズ全盛期のカタログを入手したいです。

2002年6月17日(月)

月曜日の1限目がメモにも書いたように気分が悪くなるような講義だったので、一瞬やる気が失せかけました。しかし、程度の低い教官に気分を害させられたことが我慢できなかったので、来週からもバッチリ出て、そのバカさ加減を観察してやる、この野郎、というあたりで折り合いを付けて、3限までいつも通り講義は受けました。

程度の低い教官にも存在意義はあって、普通の教官がすごく紳士的で真面目で生徒思いで思慮深く見えます。明日の1限目の教官は物静かで出席をとらず試験一発で評価するという分かりやすい講義形式を取っているので、今から考えただけで、その講義が待ち遠しいくらいです。

昨日ニッコールレンズのことを書いたのですが、今日の帰り本屋さんに寄ると偶然ニッコールレンズについてのムックを発見しました。私はカメラ関連の記事の文章があまり好きではないのですが、資料的価値は大変に高いので明日にでも購入しようと思っています。もうちょっと格調のあるわかりやすい文章ならいいのですが、残念ながら独り善がり的でメイカーにへつらったような文章が多いのが実際のところです。

私がカメラ雑誌を購読しないのもそういう理由からです。誰かもっといいカメラ雑誌を作らないものかな。アサヒカメラと日本カメラという似たり寄ったりの雑誌だけというのは、やはり物足りないです。

2002年6月18日(火)

昼休みに専門の授業で使う本を取りに行くついでにゼミについて質問しようと思ってちょっと早めに行ったのですが、あいにく当の教授が授業中だったので「ゼミ室」と呼ばれている学生が自由に使える自習室のようなところで待とうと思って、おそるおそる入ってみました(初めて入ったのです)。すると知り合いの先輩ふたりが話していたので、そこにいることにしました。

やはり、先輩というのはありがたいもので、ゼミのことについてアドヴァイスをして戴いて、なるほどそうだな、と思いました。ひとりで考えてみるのも大切だとは思いますが、知識、経験がないばかりに悩むこともあるので、学生という同じ立場からの発言というのは大変参考になります。それに自分の考えを言葉にしてみると、考えが明確になってくるということが結構あるものです。

それで一番大切なゼミについての質問もちゃんとできました。わりと自由に自分のペースでできるみたいで、それが魅力的に思えます。

研究対象について、当初は村上春樹しかないと考えていたのですが、太宰治も面白いじゃないか、と最近思います。それで作品を読んでいるのですが、これがしっくりきていいのです。村上春樹以外の作家の作品からは受けることのなかった印象なのです。ちなみに明日は太宰治の命日だそうです。

2002年6月19日(水)

メモにも書いた通り、散歩計画を実行にうつせなかったのは残念です。また次の機会を待ちます。

明日専門の授業で、前回発表した作品についての書かれた文章を読み、それを要約し感想を述べなければならないのですが、これが本発表よりも大変です。作品を読んで自分の考えをレジュメにするのは、文章化することで自分の考えが明らかになりますし、文章を書くのは好きなので、わりと楽しいことなのですが、人の書いた鑑賞文を要約するのはすごく嫌いなのです。しかも、文章自体がすごく長い。しかも、重要な事項を散りばめた文章なので、要約が難しいのです。まぁ、私は要約が苦手だ、という問題もありましょうが。そういうわけで今レジュメを作っているところです。

お気付きの方も多いとは思いますが、最近BBSが賑わっています。これはすごく嬉しいことです。しかも、数あるサイトの中から私のサイトを選んで書き込んでくれる、というのは、その人が私のサイトをある程度は気に入ってくれた、ということですから、サイトを運営していく上での励みになります。

それにしても散歩がしたいです。今日行くはずだったのがダメになったので、その気持ちはさらに高まります。ただ、どこに行くかは問題ですし、いつ行くかというのも問題です。どこかお勧めの場所はありませんかね。

2002年6月20日(木)

今日は涼しくていい感じの1日でした。エアコンも不要なくらいの爽やかさで、これくらいの日が続くと嬉しいと思います。まぁ、無理でしょうけど。

今日の発表ですが、わりと上手く行きました。しかし、連続して2回もレジュメを作るというのはすごく大変です。また、人数が少ないために何度も発言しないといけないので、発表を聞くほうも作品をきちんと読んでおく必要がありますし、2回目では鑑賞文に目を通して自分なりの意見と感想を持っておかないと、発言できなくなります。どちらにしても気を抜くことはできないわけです。とはいえ、全く興味のないことについての講義よりは、多少は大変でも、小説を読んでそれについての意見と感想を整理して発言する方が楽しいです。

新しいサイト作成計画は一時中断しています。いくつか試案は作成したのですが、今のデザインよりも便利で見やすいものができないのです。やはり、わざわざ不便なものを作りたくはないですから。

最近、太宰治の小説を読んでいます。私は名作といわれる作品をほとんど読んだことがないですし、授業で扱わなければ死ぬまで読まなかったであろうと思います。授業で扱うということですし、本も貸して戴いているので読んでみたら、これが面白い。研究対象にしようと思うくらいに面白いです。

2002年6月22日(土)

今日、古本屋さんで太宰治の本を買いました。筑摩書房から出ている「太宰治全集10」というもので、エッセイを発表順に並べた巻です。私はエッセイが大好きなので、太宰がどういうことを書いているのかに興味があるのです。

しかし、これが偉いのは文庫版の全集である、という点です。大判のハードカヴァーでケース付きの全集というのは見栄えはいいですし、好きな作家のものは持っていたい、という気持ちはよく分かるのですが、実用には向きません。バスや電車の中で読もうにも重くてかなわないですし、場所もとります。あと、全ての全集に当てはまるわけではないですが、本文が上下二段に段組されていると読みにくいですし。

ところで新品の本を買うと書店のロゴの入ったカヴァーを付けてくれるところが多いですが、あれほど無駄なものはないと思います。構造的にきっちりカヴァーできないので、読んでいると本体がずれ落ちそうになりますし、机の上におくと何の本だかぱっと見て分からない。最近はカヴァーはおつけしますか、と聞いてくれるところが多くてありがたいです。

私が文庫本を読むときはもともと付いているデザインされたカヴァーも外してしまいます。その方が持ち運びやすいし、読んでいてカヴァーがずれることもない。しかし、文庫本のサイズは絶妙だと思います。誰が考えたのか知りませんが。

2002年6月23日(日)

今日は9時に起きて今井町に散歩に行こうと思って、コンポのタイマーをセットしたのですが、鳴っていることに気付きませんでした。7時半くらいに目が覚めて、あと1時間半だな、と思ったことは記憶しているのですが、その次に気が付いたのは11時半のことでした。昼食を食べてから行くこともできたのですが、雨が降りそうな気配でしたし、朝起きられなかったことでやる気が失せてしまっていたので、結局1日をダラダラと過ごすことになりました。

金曜日に無印良品でクリア・ファイルを購入しました。20ポケットで160円と安かったので。散歩用の紙の資料を整理するべく、ほどよいものを探していたのです。

しかし、多くの文房具というのはなんで無意味なロゴと文章が書いているのでしょうか。特にクリア・ファイルClear Fileと投げやりに書いてみたり、特に必要性が感じられない当たり障りのない英文を書いてみたりするのは何故なのでしょう。何かないと寂しい、ということなのでしょうか。

唐突ですが、カメラ・バッグはやはり必要です。少々高価でも納得のいくものを買うべきです。ちゃんとしたカメラ・バッグがないせいで、散歩に行く前には必ず、どうやってカメラを運ぶかで悩むのです。ですから、早々に納得のいくカメラ・バッグを探し出し、カメラ・バッグについての悩みから開放されようと思います。

2002年6月24日(月)

昨日のクリア・ファイルの話に対して、「その通りだ」「そういうロゴが恰好いいこともある」という双方からの反響がありました。反響と言ってもふたりからですけど。私は何も無意味なロゴ入りの文房具を撲滅すべし、と言っているわけではなくて、「なんでこんなのがあるんだろう、私は欲しくないな」と言っているだけのことですから、後者のような意見があることを知ったことで、そういう文房具に対しても温かい目で見守ることができそうです。「君を好きになってくれる人もいるみたいだから頑張りたまえ」ということです。

それにしても今日の寒さは何でしょう。明日は最高気温が摂氏21度らしいです。さすがに短パン半袖では風邪をひきそうですね。ただ、私としては暑いよりは寒いくらいの方が好きですし、特に雨の日に暑いのは耐えがたいので、これくらいの気温の方がありがたいです。ちなみに天気予報を見ますと、水曜日まではわりと涼しいようです。

最近、この日記の分量を減らそうかと思っています。上の二段落くらいにした方が、さらっと書けるし読むほうもさらっと読めていいのではないか、というのは半分嘘で、要するに毎日これだけ書くのは大変だから減らしたい、というのが本心です。まぁ分量をほぼ固定するようなデザインにした私がいけないのですが、その日の気分によって長さを決められるようにしたいものです。

2002年6月25日(火)

最近ちょっとライカの一眼レフに興味があります。ライカというとレンジファインダーのM型が有名で、一眼レフのR型は傍流というか、ほとんど誰からも顧みられない存在なのですが、機械式のMF一眼レフがある、ということで興味を持っています。

R型ライカの魅力は、やはりものとしての存在感でしょう。趣味性と実用性を兼ね備えたカメラ、という印象を受けます。私は趣味性の希薄な道具に興味はないのです。いくら便利でも趣味性を失ったものは、使っていて全然面白くないし、所有する意味を見出せません。PCがその最たるものですけど。

欲しいとは言っても定価は驚くほど高くて、少し前に生産中止されたR6.2というカメラはボディが34万円でした。それを知ったときは「私とは関係ないカメラだな」と思っていたのですが、中古だとすごく安いのです。R6.2は10万円台前半からありますし、もう少し古いモデルなら10万円を切るものも多いようです。レンズも定価は高いですが、中古だと人気がないからか、ボディと同様に安くなります。

最近は50mmレンズが一本あれば充分楽しめると考えていますから、セットで15万円くらいあれば買えるわけで、これは買える範囲じゃないか、と思っています。

R型ライカの歴史や各モデルの相違についてはほとんど知らないので、これから調べてみようと思います。ただ、情報は少ないと思いますが。

2002年6月26日(水)

ご覧の通りリニューアルしました。あれ、表示がおかしい、という方はリロード(更新)ボタンをクリックしてみてください。それでもおかしい場合は私のミスですから、「連絡」タブをクリックすると出てくるフォームからその箇所を教えて戴けると大変ありがたいです。

このデザインだと日記の分量は自由です。1行でも200行でもOKです。このためにリニューアルしたみたいなものですから、この開放感は素晴らしい。

ちなみにサイトのタイトルは未定です。このページは転送の問題でindex.htmlにしていますが、ただの日記ページという位置づけです。タイトル画像もないですし、HTMLのタイトル・タグも「日記」としてあります。タイトルを付けない、というわけでもなくて、いいタイトルを思いつけば付けようとは思っていますし、考えてもいます。

それにしてもリニューアルは疲れます。目と肩が痛いです。

2002年6月27日(木)

結局、タイトルは「いるかホテル」にします。と言っても右下に画像を追加しただけですけど。メモにいろいろと書きましたが、これ以上のものを思いつきそうもないですから。

あと、深夜にカメラ関連の文章をIGGW(LINK)に移しました。「カメラ関連の文章はどこに行ったのか」という問い合わせのメイルを戴いて初めて、お知らせを忘れていたことに思い至りました。大変失礼致しました。それから、私が管理しているサイトふたつ(IGGWを含めて)をリンクに追加しましたので、興味のある方はご覧ください。

以前に何回か触れたゼミは、今日申請書を出してきました。研究対象は太宰治にしようと思っています。村上春樹は研究するのではなくて、好きだ、というレヴェルでとどめておこうと思うのです。

そして論文を書く対象を決めるべく太宰の小説を読んでいます。全集も出ていることですし、できるだけ読んで決めたいと思っています。

2002年6月28日(金)

デジカメを友人に売却しました。それなりに愛着もありましたし、第一気に入って購入したものなので、使わずに防湿庫の中に入れたままにしておくのは忍びないとは思っていました。しかし、私にとって結局はMF一眼レフの方が魅力的だったのです。ですからデジカメが欲しいと言う友人に譲ることにしました。新しい使い手のもとで活躍してくれることを祈っています。

何か文章を書こうと思っています。こっちの方はカメラ系じゃない、普通のエッセイを載せるようにしたので、これからはそちらに重点を置こうかな、と。今まではわりと重めのテーマが多かったので、今回は軽いものを書きたいと思います。まだ、テーマすら思いついてないんですけど。

明日も明後日も天気が悪いみたいです。結局今月は一度も散歩できずに終わりそうです。残念至極です。来月こそは。

2002年6月29日(土)

写真・カメラ関連の文章を移動したことは2日前の日記にも書きましたが、それではやはり淋しいので、気に入ったものだけをこちらの「文章」のところに追加しました。そのせいで「文章」のタブだけすごく縦長になってしまいましたが、写真・カメラについて書いた文章があると落ちつきます。

そういうわけでして、昨日の日記に書いた文章についての計画は撤回させて戴きます。普通のエッセイも書きますが、写真・カメラについても書こうと思います。後者の方はいろいろと書きたいテーマがあるのです。

先日、ライカの一眼レフについて書いてから、「無性にカメラ欲しい病」が再発しまして、カタログやサイトを見ながら、「CONTAXもいいなぁ、BESSA-R2はやはり魅力的だなぁ」などと思いながら暮らしております。この病気は定期的に再発するようでして、困ってしまいます。最後は「これ以上カメラはいらない」と結論することで終息することも分かっているのに、今はすごく欲しいのです。

2002年6月30日(日)

深夜、寝付けなかったので太宰治の本を読んでいました。最後まで読んでから寝ようと思っていたのですが、末尾に収録されていた「如是我聞」という一連の文章を読んで飛び起きました。これは今でも充分に通用する批判であると思います。内容に賛同できた以上に、これだけの批判を書く太宰の熱さに打たれました。

私などは不満に思うこと、これはおかしい、と思うことについて、見なかったことにしたり、それはそれでいいんだ、と無理矢理理解らしきものを示してしまいます。それではダメなのです。いくら「うるさいヤツだ」と言われて疎まれようが、言わなければならないと思ったことは言わなければならないのです。

研究対象を太宰にしてよかったと思います。やはり、ある程度は尊敬できる人でないと自分の時間を使って研究するなんてできないですから。私はやはり熱い人が好きです。いくら上手くても熱のない人は嫌いです。

あと、メモに書いたCDはすごくよかったです。このCDはブルーノート・クラブから送られてくるサンプルCDで知りました。クセのあるヴォーカルがまたいい。