COZY(山下達郎)

COZY(山下達郎)

今回は山下達郎です。それにしても脈絡のない嗜好ですね。私にもどのあたりに共通項があるのか分かりません。

このCDは山下達郎の最新アルバムです。2年間、アルバムを出してないということですね。困ったことに。しかし、このアルバムも7年ぶりだったので、今度出るのは2005年くらいかも知れません。

それはともかくとして、私が山下達郎を聴くことになったのは、竹内まりやの音楽が好きだったから。彼女のCDをダビングしたテープが家にあって、ふと聴いてみたらよかったので、CDを買うようになりました。その過程で彼女のプロデューサーが夫である山下達郎であることを知り、「竹内まりやをプロデュースしているということは、いい曲を作っているのではなかろうか」と考えて聴いてみたら、大当たりだった、というわけですね。最近は、竹内まりやより山下達郎を聴く頻度の方が高くなりました。

山下達郎は、まず曲がいい。メロディーがいいわけですね。どういいのかを説明できなので恐縮ですが、いい。山下達郎は1950〜60年代の黒人音楽に影響を受けているらしく、私はジャズが好きということを考え合わせると、「黒人音楽系」が私の琴線に触れるのかも知れません。だから、「山下達郎の曲には、日本語詞は乗りにくい」という話もあるくらいです。彼のアルバムに、必ず全篇英語の曲があるのも、そういう理由からから知れません。

そして、歌詞がいい。だいたい、「叶わない恋」がテーマです。有名な「クリスマス・イブ」なんて、その典型です。何と言っても「きっと君は来ない/ひとりきりのクリスマス・イブ」ですから。そうして考えると、私は基本的に明るい曲が嫌いみたいです。


このアルバムから紹介したいのは、「LAI−LA −邂逅−」という曲です。これは珍しく、「叶った恋」をテーマにしたものです。叶わない恋の曲の中に、こういうのがあると、全身に染み渡るのです。私には「叶わなかった恋」の思い出しかないので、特に。

恥ずかしいので、この曲を聴くと喚起される感情については触れません。でも、それは「いい思い出」でないことは確かですが、あるものは、その時感じていたことなんかが程よく美化されて思い出されます。


私はほとんどの時間、PCかWebサイトかクルマのことを考えていますが、たまに、センチメンタルになったりします。でも、たまにはそういう瞬間があると、楽しいですね。


山下達郎はたくさんアルバムを出しています。古いものは、2500円くらいになって再発されています。でも、私のお勧めは後期のものです。というのは詞も曲も内省的になっていくから。