高温に注意

・動作環境より高温の場所(35度以上)で利用すると、バッテリ容量に恒久的なダメージを与えてしまう恐れがあり、ダメージを受けたバッテリは、所定の充電で得られる駆動時間に達することができなくなります。高温環境で充電するとダメージは更に大きくなりますし、高温環境でのバッテリー保存も同様です。

・低温下でも駆動時間は短くなりますが、これは一時的なもので温度が戻ると問題なく動作するようになります。

充電一般に関して

・充電前にバッテリを空にする必要はなく、いつでも好きなときに充電できます。

・バッテリはフル充電されると充電を止めます。そのまま接続を続けてもそれ以上充電されることはありません。たとえば、寝る前に接続し、寝ている間に充電されるようにしても問題ありません。

・フル充電していても、1 ヶ月以上使用しないとバッテリは完全に放電されます。すなわち一切操作しない状態でもiPodは微量の電力を消費しています。

・長期間使わない場合でも、月に一度程度は充電しておかないと過放電になってバッテリにダメージを与えます。

充電サイクルについて

・iPodで採用されているリチウムイオンバッテリは充電回数に限りがあり、その回数は充電サイクルによって変わります。

・充電サイクルはフル充電から100%分使い切ったところで1回とカウントされます。たとえばバッテリ容量の50%を消費したところでフル充電し、次にまた半分使ったところでフル充電したとすると、充電回数は2回ですが、充電サイクルは2回で100%分使ったことになるので、1回としかカウントされません。ですから25%使ってフル充電を繰り返した場合は、充電4回で充電サイクル1回というわけです。

バッテリ駆動時間を長くするために

わざわざ説明するほどのことでもありませんが、バックライト、イコライザ、音量の設定によって多少は駆動時間は変化します。バックライトとイコライザはオフにし、音量をできるだけ小さくした方が長くなります。特にバックライトは電力消費が大きいようです。また、HDD搭載のiPodではディスクを回転させて読み出すときの電力もばかにならないので、早送り、巻き戻しや曲のスキップはバッテリ駆動時間のことを考えると、極力しない方がいいようです。

参考
実際にどれくらいバッテリがもつのかテストしてみました。
バッテリ・テスト<使用感など(当サイト内)
参考文献
iPodのバッテリ寿命を伸ばす方法
リチウムイオンバッテリ一般について
(上記は全てアップル・サイト内のコンテンツです。)