I'm Gonna Go for a Walk.

伏見

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−日本酒を味わいつつ、幕末に思いを馳せる


私は今までに2度ほど伏見を訪れていますが、初めて行ったとき、ここが京都市内(京都市伏見区)である、ということに違和感を持ちました。私が持っている京都のイメージは、祇園、産寧坂、鴨川沿い、あるいは河原町あたりですが、そういう町並みと伏見とは大きく違うんです。


伏見についてほとんど何も知らない私の印象に過ぎないんですが、第一印象はわりと重要で、その町の実質を捉えているということもありますから、そのあたりを軸に見て行きたいと思います。


違和感を呼び起こした要素を挙げていくと、まず酒蔵があると思います。酒造りの町というと兵庫県の西宮あたりが有名で、どうしても京都とは結びつきにくいように感じます。

次に宇治川派流沿いの景観も挙げられます。このあたりは鴨川あたりとも、祗園の白川沿いとも雰囲気が違います。柳が植わっていて、観光用ではありますが小さな舟(十石舟)もあって、河畔は散歩道としても静かでいいですし、実際に犬の散歩をしている人もいました。

また、町の区割りが違います。碁盤の目のようにはなっていません。

そして南北と東西に走るふたつの商店街も京阪伏見桃山駅の周辺も、いわゆる京都的な華やかさ、あるいは観光地っぽさがなくて、ちょっと近くの町を散策しているかのような錯覚に陥ることがあります。だからついつい中古レンズを買ったりしてしまうんですかね。


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