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旧居留地

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−近代洋風建築が建ち並ぶ洗練された町並み


元町駅の南側に広がるこのあたりは、大正から昭和初期にかけて建設された近代洋風建築が多く残っている地域です。とはいえ、ただ古いだけではなく、その低層階にはレストランや有名ブランドの路面店が入ったり、大丸神戸店など周囲の景観に合う外観の新しいビルもあって、全体として独特の雰囲気を持つ、洗練された町並みを有します。

ウィークエンドにはちゃんとドレス・アップした人たちが、このあたりで買ったと思しきブランドのショッピング・バッグを持って歩いているので、私などが軽い服装で散歩しているとちょっと気恥ずかしさすら感じてしまいます。平日は昔からのオフィス街としての印象の方が強くなり、スーツ姿の人々が早足で町を行き交います。平日には、このあたりに点在するいかにも美味しいものを供してくれそうなレストランが、安いランチを提供してくれているのも嬉しいところです。


そもそも居留地とは、日米修好通商条約(1858年締結)によって神戸港が開港(1868年)されたのに伴い、条約を締結した国の国民が商売をしたり、住まうために造成された地区のことです。しかし10年も経つと、外国人の多くは環境のいい北野に移住するようになります。詳しくは北野のページをご覧ください。

居留地は1899年に日本に返還されますから、30年くらいしかなかったわけです。それ以降は日本人が入り、ビジネス街として発展していきます。外国商館は第一次大戦によって衰退しますが、旧居留地は造船ラッシュ、輸出入品の集積地となったことなどによってさらに発展します。


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